検査技術部

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診療受付時間 午前 8:30〜11:00
休診日 土・日・祝日・創立記念日(5/1)
・年末年始(12/29~1/3)
面会時間 平日 14:00~16:00、
土・日・祝日 13:00~17:00

検査技術部

検査技術部のご紹介

姫路赤十字病院検査技術部(検体検査部門・輸血検査部門・生理検査部門・病理検査部門)は、2019年11月に ISO 15189の認証を取得しました。ISO 15189は、臨床検査室の品質と能力に関する特定要求事項を提供する国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)が作成した国際規格です。
近年、事実に基づく医療(EBM:Evidence-Based Medicine)が提唱されています。臨床検査は放射線検査とともに、患者さんの状態を文字、数値、画像といったデーターにして医師の判断の為の資料を作り出しています。また、スタッフ全員が患者さんと直接関わるように、外来採血、検査受付、生体検査、各種教室、検査説明等に取り組んでいます。

スタッフ紹介

医師 1名 検査技術部長
検査技師 48名 パート技師8名を含む

臨床検査技師 資格取得一覧

資格名 主催
臨床検査技師 国家試験
検体採取等指定講習会 法改正
業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定研修 法改正
認定一般検査技師 日本臨床衛生検査技師会(5年)
認定輸血検査技師 日本輸血・細胞治療学会(5年)
細胞治療認定管理師 日本造血細胞移植学会(5年)
認定臨床微生物検査技師 認定臨床微生物検査技師制度協議会(5年)
感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT) ICMT制度協議会(5年)
認定病理検査技師 日本臨床衛生検査技師会(5年)
国際細胞検査士 日本臨床細胞学会(4年)
細胞検査士 日本臨床細胞学会(5年)
認定血液検査技師 日本検査血液学会(5年)
認定骨髄検査技師 日本検査血液学会(5年)
臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師 日本臨床衛生検査技師会(5年)
超音波検査士(消化器) 日本超音波医学会(5年)
超音波検査士(循環器) 日本超音波医学会(5年)
超音波検査士(体表臓器) 日本超音波医学会(5年)
超音波検査士(血管) 日本超音波医学会(5年)
超音波検査士(産婦人科) 日本超音波医学会(5年)
認定脳神経超音波検査士 日本脳神経超音波学会(5年)
認定心電検査技師 日本臨床衛生検査技師会(5年)
血管診療技師 CVT認定機構(5年)
緊急臨床検査士 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士循環生理学 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士神経生理学 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士臨床化学 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士免疫血清学 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士血液学 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士微生物学 日本臨床検査同学院
二級臨床検査士病理学 日本臨床検査同学院
有機溶剤作業主任者 厚生労働省
特定化学物質作業主任者 国家試験/厚生労働省
毒物劇物取扱責任者 国家試験/都道府県
第一種衛生管理者 国家試験
日本赤十字社水上安全法 日本赤十字社
日本DMAT隊員(業務調整員) 厚生労働省
認定臨床染色体遺伝子検査技師(遺伝子分野) 日本染色体遺伝子学会(5年)・日本臨床衛生検査技師会(5年)
認定穿刺液細胞検査技師 日本臨床一般検査学会
肝炎コーディネーター 都道府県
がんゲノム医療コーディネーター 厚生労働省委託事業
二級福祉住環境コーディネーター 商工会議所検定試験
初級システムアドミニストレター 情報処理推進機構
健康食品管理士 日本食品安全協会
認定心理士 日本心理学会

品質方針

  • 姫路赤十字病院検査技術部は、ISO 15189への適合性を将来にわたり保証する為に以下の事項を確実に実施する。

    • 検査技術部が担う採血、検査、結果報告、およびアドバイスサービスを確実に実施する。
    • 専門的技術・能力を活かし、質の高い検査サービスを提供する。
    • ISO 15189の要求事項を遵守する。
    • 品質目標を設定しその有用性を定期的に評価する。
    • 品質方針、品質目標を検査技術部全員が理解し、協力して実行する。
    • 品質マネジメントシステムが適切に機能している事についてマネジメントレビューを通して継続的改善につなげる。

    2023年3月2日

    日本赤十字社 姫路赤十字病院
    検査技術部 検査部長 和仁 洋治

    残余検体・個人情報の保護に関する検査室の方針

    姫路赤十字病院 検査技術部では、日本赤十字社の保有する個人情報保護規定、日本赤十字社職員倫理規定及び、日本赤十字社特定個人取扱要領を遵守し、個人情報に関する書類等は、機密事項、機密書類の扱いとします。
    医学研究、教育などに使用する場合には、匿名化し、個人情報が外部に漏れることはありません。また、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針ガイダンス」「臨床検査を終了した既存試料(残余検体)の研究、業務、教育のための使用について -日本臨床検査医学会の見解- 2021 年改訂」に基づき、これらの医学研究、教育によって得られた成果が、学術集会や専門誌で発表される場合でも個人が特定されることはありません。

検査実績

◆検査件数(各検査項目を1件として)

29年度 30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
生化学検査 2,383,761 2,609,826 2,709,333 2,574,130 2,545,493 2,531,081
免疫検査 285,231 298,393 310,150 247,812 252,755 265,857
血液検査 463,998 476,484 484,176 438,568 455,088 451,696
一般検査 131,518 128,865 132,220 105,401 101,596 92,249
生理検査 60,113 64,300 69,663 52,128 54,840 55,131
病理検査 23,991 25,010 24,988 22,413 22,953 23,361
微生物検査 40,234 39,138 40,281 35,801 46,690 34,185
採血件数 98,237 98,565 97,941 88,809 94,893 100,710
輸血検査 12,745 13,392 13,917 12,940 13,486 12,740
外注検査 67,451 72,869 81,606 76,611 83,375 73,643
合計 3,567,279 3,826,842 3,964,275 3,654,613 3,671,169 3,640,653

部門の紹介

検体検査部門

(尿・血液検査のページへ→)

血液、尿を用いた検査には1,000種類以上があります。その中で診断、治療の目的に合った検査が医師の指示で行われています。特に緊急検査として約30種類の検査は24時間体制で行われています。

病理検査部門

病理検査(病理検査のページへ→)
病理検査は、種類・採取方法や目的によって組織検査と細胞診検査に分かれます。
人体から採取した組織、細胞からプレパラート(顕微鏡で観察できるガラス標本)を作成し、顕微鏡で形態を観察することで病気の確定診断、病期や予後の推定、治療効果の判定を行う検査です。不幸にしてお亡くなりになった時、原因究明の目的で病理解剖をお願いする場合があります。日進月歩の医療の中で、最も貴重な経験を医療従事者は得ることができます。特に研修医指定病院である当院では医師教育の一環としております。

微生物検査部門

微生物検査(微生物検査のページへ→)
病気の原因となっている微生物を見つけてその菌がどんな薬(抗菌剤)に一番よく効くのかを調べる検査です。

生体検査部門

患者さんの体に直接、電極、プローブ等の端子を当てて検査をします。代表的なものには下記のような検査があります。

心電図(心電図のページへ→
心臓が動いている時の電気信号を電極で拾い、心臓の状態を調べます。

脳波(脳波のページへ→
脳が活動すると、脳の中には微弱な電気が流れます。その電気を機械で捕らえて脳の働きを調べる検査です。

超音波(超音波のページへ→
ヒトの耳に聞こえる音よりも高い周波数の音を超音波といいます。
この音の反射を使って体の中の構造を調べます。

血圧脈波(血圧脈波のページへ→
血管を流れる血液の脈動の速さや四肢の血圧を測り、血管の硬さと狭窄(動脈硬化の判定)を調べます。

輸血検査部門

輸血検査(輸血のページへ→)
血液は酸素や栄養を運んだり、出血したときに血を止めたりするなどいろいろな働きをもった液体状の成分です。ところが何らかの原因で赤血球の量が不足した場合や、血液の成分が低下した場合に、改善を図るため「輸血」を行います。輸血は臓器移植の一種です。

中央採血室(採血のページへ→)
ヒトの体には、体重のおよそ1/13にあたる血液があります。検査の時には表在静脈から、注射針により静脈血を採取します。しかし、その量は20ml未満ですので通常では、貧血等の影響はありません。

こんなこともやっています

環境調査
病院内の施設、薬剤が細菌に汚染されていないか、定期的に細菌培養によって監視しています。

糖尿病教室(糖尿病教室のページへ→)糖尿病に関係する検査の講習や、自己血糖測定機器の説明、管理を担当しています。

検査の問い合わせについて

検査技術部では、検査方法、成績の見方等の内容に関してはお答えできますが、診断・治療に関係した内容は医師の業務であり、検査技師はお答えできません。