消化器センター
当院消化器センターの概要
消化器疾患は腹痛や嘔気・嘔吐、便秘、下痢など最も頻繁に見られる症状を有し、当院外来でも患者数の40%を占めるほどの一般的な疾患です。そのため各担当医は多忙を極め、コミュニケーション不足も起こりがちで、漫然と診療され適切な治療時期を逸したり、あるいは本来低侵襲治療の適応であった患者さんに結果として過大侵襲となる治療が行われるという事案も散見されます。
当消化器センターではチーム医療を実践することで医療資源の効率的な運用を行い、地域に密着しながらも持続可能な医療を提供していきます。
消化器センターの特徴
- 三方よし
入院、外来ともに内科・外科の垣根を超えたシームレスな迅速な対応によって患者さん、医師、病院の三方よしを目指します。
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高度医療の提供
消化器内科、消化器外科共に各分野のエキスパートを取り揃えています。日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会認定肝臓専門医、日本超音波医学会認定超音波専門医、日本遺伝子性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本食道学会食道外科専門医、日本肝胆膵外科学会高度技能専門医などが当センターに所属しており十分なインフォームドコンセントの上、適切な治療を提供します。
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エビデンスに基づいた医療
地域基幹病院、ハイボリュームセンターとしてガンドライン診療を基本としながらも常に最新の臨床情報にもアンテナを張り最善の医療を地域の皆様に提供します。臨床試験にも積極的に参加しエビデンスの構築に協力していきます。
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医療の質
消化器カンファレンス(肝・胆・膵カンファレンス(週一回)、消化管カンファレンス(週一回)、病理画像診断カンファレンス(月一回))を通じ医療の均てん化と患者さんへの医療の質にこだわります。
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入院診療
入院診療では消化器疾患に特化した病棟(80床)で専門看護師が看護にあたります。豊富な経験により入院生活のサポートのみならず消化器特有の兆候を見逃さず治療成績の向上にも寄与しています。
スタッフ紹介
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松本 祐介/ まつもと ゆうすけ
H5年卒
役職 内視鏡外科部長
- (兼)消化器センター長
- (兼)手術室長
専門分野 一般消化器外科 (特に胃・大腸)
鏡視下手術資格 - 日本外科学会外科認定医・専門医・指導医
- 日本消化器外科学会消化器外科認定医・専門医・指導医
- 日本内視鏡外科学会ロボット支援手術認定プロクター(胃)
- 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
- 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- 臨床研修指導医
- 兵庫県災害医療コーディネーター
- 日本DMAT隊員・統括DMAT
- 近畿外科学会評議員
- 岡山大学医学部臨床教授
- da Vinci Certificate holder
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堀 伸一郎/ ほり しんいちろう
H5年卒
役職 消化管内科部長
- (兼)消化器副センター長
専門分野 消化管癌の内視鏡診断、治療
資格 - 日本内科学会総合内科専門医・認定内科医・内科指導医
- 日本消化器病学会認定消化器病専門医・指導医・学会評議員
- 日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医・指導医・学会評議員
- 日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医
- 日本ヘリコバクター学会H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
- 岡山大学医学部医学科臨床准教授
連携病院・開業医の先生方へ
患者さんの病態が外科なのか内科なのか判断が難しい方もおられると思います。その場合「消化器センター担当医」宛てにご紹介いただければ幸いです。
例)
- 早期胃がんが見つかったがESDは可能なのか分からない
- 多臓器に転移があり手術が可能かどうか分からない
- 腸閉塞が疑われるが、おそらくすぐには手術にならない
- 虫垂炎が疑われるが腸炎の可能性もある
- 胆嚢炎で緊急手術が必要かもしれない