小児科
診療科の概要
姫路市を中心とする兵庫県中・西播磨地域の小児医療の基幹病院として、小児救急などの急性疾患の患者さんをはじめとし、慢性疾患、ハイリスク新生児など幅広く小児疾患の患者さんを受け入れています。小児救急は、一次救急である姫路市休日・夜間急病センターからの後送病院(二次救急)として当院が365日担当しています。常勤の臨床心理士が心身症の児などへのカウンセリングを行っており、院内学級も併設されて長期入院児の学習の指導や精神的な援助も積極的に行っています。
外来部門は、午前中は一般外来を、午後は予約制の専門外来(脳神経、低身長、腎臓:火曜午前、乳児検診、アレルギー、発達フォローアップ、心臓、予防接種、血液、肥満)を行っています。
患者さんへ
入院部門は、小児病棟は46床でプレイルームがあり周産期母子医療センターは兵庫県総合周産期母子医療センターに指定され、NICU(新生児集中治療室)18床、GCU(新生児治療回復室)24床を含む42床です。新生児専用救急車を有し、24時間・365日体制で小児科医師と看護師が中・西播磨地域の産婦人科医院や病院産婦人科に出向いて分娩立会いや病的新生児の搬送を行っています。
外来は、初診の患者さんにはできるだけかかりつけの先生からの紹介状を持ってこられることをお勧めします。
一般外来の受付は午前11時までで、午後は予約制の専門外来となっています。
ただし、かかりつけの先生からの紹介患者さんは24時間受付ています。
姫路市の小児救急医療システムは、一次救急が姫路市休日・夜間急病センターで小児科開業医の先生方により行われています。(毎日21時~翌朝6時、日祝日の9時~18時)
当院は後送病院として365日二次救急を担当していますので、こどもさんが急病になられた場合は、姫路市救急医療電話相談(079-292-4874 毎日20時~24時、日祝日は9時~18時も)か兵庫県子ども医療電話相談(#8000もしくは078-304-8899)に電話して相談するか、急病センターを受診するようにして下さい。
スタッフ紹介
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五百蔵 智明/ いおろい ともあき
H2年卒
役職 院長補佐
- (兼)第一小児科部長
- (兼)周産期母子医療副センター長事務取扱
- (兼)救急副部長事務取扱
専門分野 - 新生児
- 小児発達
資格 - 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医・指導医(新生児)
- 新生児蘇生法「専門」コース インストラクター
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上村 裕保/ うえむら ひろやす
H14年卒
役職 新生児科部長
- (兼)研修副センター長事務取扱
- (兼)医療的ケアサポートセンター長
専門分野 新生児
医療的ケア児
資格 - 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医(新生児)
- 新生児蘇生法「専門」コース インストラクター
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中川 卓/ なかがわ たく
H14年卒
役職 小児神経科部長
- (兼)ゲノムカウンセリング副室長事務取扱
専門分野 小児神経
資格 - 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本小児神経学会小児神経専門医
- 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
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阪田 美穂/ さかた みほ
H15年卒
役職 第二小児科部長
専門分野 小児循環器
資格 - 日本小児科学会小児科専門医
- 日本小児循環器学会小児循環器専門医
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神吉 直宙/ かみよし なおひろ
H18年卒
役職 第二小児科副部長
- (兼)小児センター長
専門分野 小児腎臓
資格 - 日本小児科学会小児科専門医・指導医
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黒川 大輔/ くろかわ だいすけ
H19年卒
役職 新生児科副部長
専門分野 新生児
資格 - 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医・指導医(新生児)
- 新生児蘇生法「専門」コース インストラクター
- ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
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福嶋 祥代/ ふくしま さちよ
H22年卒
役職 新生児科副部長
専門分野 新生児
資格 - 日本小児科学会小児科専門医
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医
- 新生児蘇生法「専門」コース インストラクター
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本郷 裕斗/ ほんごう ひろと
H27年卒
役職 医師
専門分野 小児神経
資格 - 日本小児科学会小児科専門医
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金谷 真吾/ かなたに しんご
H29年卒
役職 医師
専門分野 小児内分泌・代謝
資格 - 日本小児科学会小児科専門医
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田中 めぐみ/ たなか めぐみ
H31年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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円満堂 日奈子/ えんまんどう ひなこ
R3年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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佐藤 郷介/ さとう きょうすけ
R3年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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清水 聖二郎/ しみず せいじろう
R3年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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宋 智勲/ そん じふん
R2年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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中原 荘太/ なかはら そうた
R3年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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藤田 智之進/ ふじた とものしん
R3年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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國貞 勇人/ くにさだ ゆうと
R4卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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國井 翼/ こくい つばさ
R4年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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小杉 兼司/ こすぎ けんじ
R4年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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洲脇 嵩大/ すわき たかひろ
R4年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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矢野 可蓮/ やの かれん
R4年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
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吉村 淳志/ よしむら あつし
R4年卒
役職 専攻医
専門分野 小児科一般
連携病院・開業医の先生方へ
当院小児科では、今後とも中播磨地域の周産期から一般小児疾患に対処する中核的存在を堅持しその責務を果たす所存であります。
したがって、地域の病院、開業医の先生方からの、さらなるご紹介をお待ちしています。そして、連携をより緊密にする必要がございますので、現在先生方からご紹介いただいた症例を中心としたカンファレンスを月に1回開催いたしますので、どうぞご遠慮なく参加いただき、ご意見・ご要望などをお聞かせください。
診療実績(2023年)
小児科総入院数 3,082例
(うち小児病棟 2,314例、周産期母子医療センターNICU・GCU 768例)
1.小児病棟(1月~12月)
症例名 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|
気管支炎・細気管支炎 | 296 | 239 | 414 |
肺炎 | 153 | 101 | 273 |
胃腸炎 | 133 | 149 | 175 |
咽頭・扁桃炎 | 118 | 94 | 95 |
尿路感染症 | 93 | 78 | 68 |
川崎病 | 90 | 96 | 91 |
てんかん | 85 | 74 | 96 |
熱性けいれん | 65 | 113 | 179 |
気管支喘息 | 60 | 99 | 83 |
食物アレルギー | 48 | 35 | 20 |
低身長 | 42 | 27 | 47 |
周産期嘔吐症 | 21 | 24 | 11 |
Cov-19感染症 | 20 | 219 | 96 |
急性リンパ節炎 | 16 | 9 | 14 |
アナフィラキシー | 14 | 10 | 19 |
糖尿病 | 12 | 11 | 10 |
クループ症候群 | 12 | 15 | 22 |
亜急性壊死性リンパ節炎 | 11 | 8 | 3 |
ネフローゼ症候群 | 10 | 9 | 10 |
腸重積 | 10 | 6 | 11 |
敗血症・菌血症 | 9 | 12 | 21 |
アレルギー性紫斑病(IgA血管炎) | 7 | 7 | 14 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 6 | 6 | 14 |
神経性食思不振症 | 4 | 10 | 4 |
2.周産期母子医療センターNICU・GCU(1月~12月)
手術・検査・処置等名 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|
超低出生体重児 | 16 | 20 | 18 |
極低出生体重児 | 59 | 42 | 39 |
人工換気症例 | 189 | 176 | 173 |
一酸化窒素吸入療法 | 13 | 13 | 10 |
低体温療法 | 8 | 3 | 2 |
新生児専用救急車による新生児搬送 | 273 | 262 | 254 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1診 | 神吉 | 中川 | 上村 |
阪田 |
五百蔵 |
2診 | 五百蔵 | 田中 | 金谷 | 本郷 | 黒川 |
3診 |
阪田 (心臓外来) |
阪田 (心臓外来) |
本郷 (神経外来) |
神吉 (腎外来) |
中川 (神経外来) |
4診 | 交代制 |
交代制 |
交代制 |
交代制 | 交代制 |
- 受付時間は午前8時30分~午前11時00分です
- 外来休診日:土曜日・日曜日・祝日と創立記念日(5月1日)、及び12月29日から1月3日迄の年末年始