形成外科

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診療受付時間 午前 8:30〜11:00
休診日 土・日・祝日・創立記念日(5/1)
・年末年始(12/29~1/3)
面会時間 平日 14:00~16:00、
土・日・祝日 13:00~17:00

形成外科

診療科の概要

皮膚の良性・悪性腫瘍、顔面、四肢の先天性異常(口唇裂、多指症など)顔面骨骨折も含めた顔面の外傷、やけど、交通事故や手術などの傷痕やケロイド、眼瞼下垂、マイクロサージャリーを用いた組織移植による様々な再建、一部の美容外科、各種レーザー治療などほぼ形成外科全般の疾患を対象に診療しています。レーザーは現在ルビーレーザー、Vビーム、CO2レーザー、ヤグレーザーの4種類のレーザー装置を設置し、太田母斑、赤あざ、シミ、ホクロ、イボの治療、レーザー脱毛を行っています。

対象疾患

ほくろの治療

ほくろは厳密な定義はありませんが、医学的には色素性母斑というあざの内でせいぜい10ミリ未満のものを言うようです。顔面のほくろと思っているものの中には悪性のもの、放置すると悪性になるものもあります。また足の裏や手のほくろ様のものの中にも同様に悪性のものがあります。専門医が診ればほとんどは見るだけで分かりますので、心配な方は皮膚科、形成外科を受診することをお勧めします。

ほくろ治療の1例

▲ほくろ治療前

▲レーザー処置後3か月

シミの治療

顔にできるシミは気になるものです。患者さんがシミと表現されるものにはさまざまなものがありますが、そのうちかなりのものはレーザーで治療することができます。肝斑や色素性母斑にはレーザー治療は有効ではありません。

治療費

シミの治療は保険が利きません。小さなシミですと1万円前後です。疾患によっては保険が適応になるものもあります。

レーザー治療 レーザーのエネルギーは皮膚の浅い部分にのみ作用します。この際、熱が発生し、ごく軽いやけどの状態になります。 このやけどは軽いので、1週間以内に治ります。照射後1週間くらいでうすい黒っぽいかさぶたができます。さらに数日しますとこのかさぶたがはがれていきます。すると、うすピンクの皮膚が現れます。これはレーザーの熱作用によるやけどが治ったあとに起こる、ごく普通の経過です。このピンクの状態はしばらく続きますが2~3か月すると徐々にうすれてきて照射から6か月程度経ちますと正常に近い状態の皮膚の色になります。
色素沈着 レーザー照射後2か月くらいから反応性色素沈着が起こることがあります。どなたでも多少は起こりますが普通は一時的で、徐々におさまります。ただ、人によってはこの色素沈着が強く長期間持続する方がいらっしゃいます。レーザー照射後は日焼けに注意していただきます。色素沈着予防のクリームを塗っていただくことがあります。 色素沈着の程度は個人差が大きいので大きなシミの場合はテスト照射(狭い範囲に少しだけ照射して様子をみます)を行ってレーザー照射に対する反応を確かめてから治療照射を行うのが安全です。
シミのレーザー治療の1例

▲治療前

▲レーザー1回照射後1年

ほくろとまぎらわしい悪性(皮膚癌)の例

▲悪性黒色腫

▲基底細胞癌

患者さんへ

形成外科では、しみ、ほくろから、皮膚癌、口唇口蓋裂、四肢の先天異常、顔面骨骨折、やけどなど形成外科疾患のほとんどを取り扱っております。しみやほくろは外来診察当日に処置(5分程)を行います。その後の通院はほとんど必要ありません。最近多い相談は、ほくろの悪性化の不安、まぶたが上がりにくい、まき爪などです。お気軽にご相談ください。

スタッフ紹介

  • 髙田 温行

    髙田 温行/ たかた はるゆき

    H9年卒

    役職

    形成外科部長

    専門分野
    • 形成外科一般
    • 創傷外科
    • 再建外科
    資格
    • 日本形成外科学会形成外科専門医・領域指導医
    • 日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
    • 日本形成外科学会再建・マイクロサージャリー分野指導医
    • 日本形成外科学会レーザー分野指導医
    • 日本創傷外科学会創傷外科専門医
    • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師)
  • 作道 善行/ さくどう よしゆき

    H30年卒

    役職

    医師

    専門分野

    形成外科一般

    資格
    • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師)
  • 大森 凜/ おおもり りん

    H31年卒

    役職

    専攻医

    資格
    • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師)
  • 最所 裕司/ さいしょ ひろし

    S53年卒

    役職

    医師

    • DPCコーディング管理室長
    専門分野
    • 顔面・四肢先天性異常
    • 皮膚悪性腫瘍
    • 顔面外傷(顔面骨骨折)
    • 褥瘡
    • 眼瞼下垂
    資格
    • 日本形成外科学会形成外科専門医・領域指導医
    • 日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
    • 日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
    • 日本形成外科学会レーザー分野指導医
    • 日本創傷外科学会創傷外科専門医
    • ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター

連携病院・開業医の先生方へ

現在、ルビーレーザー、Vビーム、CO2レーザー、ヤグレーザーの4種類のレーザーを置いております。これらのレーザーで、ほくろ、しみ、脂漏性角化症、太田母斑、単純性血管腫、苺状血管腫などの治療を行い、高い治療効果を得ています。年齢からおこる眼瞼下垂には、眼瞼挙節前転法などを用いた眼瞼下垂手術を行っており、患者さんには好評です。 顔面骨骨折では、顔に出来るだけ傷痕を残さないように配慮した治療を行っております。その他、ほとんどの形成外科疾患を取り扱っております。お気軽にご紹介ください。 形成外科では新患の方でも、診察希望時間を予約することが出来ます。この時間指定予約を行いますと、新患の方でも、受付時間から30分以内に診察を行いますので、患者さんには好評です。詳しくは地域医療連携室にお問い合わせください。

診療実績

【当科における治療(手術・検査・処置)の診療実績】

症例名 2020年 2021年 2022年
外傷 91 89 116
先天異常 51 71 59
腫瘍 375 469 575
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 16 19 21
難治性潰瘍 22 20 27
炎症・変性疾患 38 36 30
美容(手術) 0 0 0
その他 13 26 28
Extra レーザー治療 31 146 167
1診 最所 髙田 交代制 最所 髙田
2診 大森 作道 大森 作道