消化器内科

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診療受付時間 午前 8:30〜11:00
休診日 土・日・祝日・創立記念日(5/1)
・年末年始(12/29~1/3)
面会時間 平日 14:00~16:00、
土・日・祝日 13:00~17:00

消化器内科

診療科の紹介

上部消化管(食道・胃・十二指腸)、下部消化管(大腸)、胆道・膵臓、小腸といった臓器を対象として、最新の設備・機器を用いた高度な内視鏡診療や救急疾患に対する緊急内視鏡処置などを含めた幅広い診療を日々行っています。

肝臓分野では超音波ガイド下の経皮的肝細胞癌治療として新世代マイクロ波アブレーション療法、また切除不能な肝細胞癌に対する薬物療法や肝動脈化学塞栓療法を行っています。B型・C型肝炎に対する抗ウイルス療法や脂肪肝診療も積極的に行っています。

当院は日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設であり、2022年度からは前岡山大学消化器内科学講座教授である岡田裕之病院長を迎え、さらに、ベテラン、中堅、シニアレジデントがバランス良く配置され、消化器内視鏡診療を志す若い医師の教育にも力をいれています。

内視鏡センターの紹介ページ

対象疾患

食道疾患

当科で扱っている主な疾患・検査・治療
  • 食道がん

    画像強調内視鏡(NBI)、拡大内視鏡などによる診断

    食道表在癌に対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD))

    進行食道癌に対する放射線化学療法

  • 食道静脈瘤

    内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)

  • 食道粘膜下腫瘍

    超音波内視鏡(EUS)による診断

  • 逆流性食道炎

    内視鏡による診断と内服治療

胃・十二指腸疾患

当科で扱っている主な疾患・検査・治療

小腸疾患

当科で扱っている主な疾患・検査・治療
  • 腸閉塞

    イレウス管留置

  • 小腸出血

    カプセル内視鏡による診断、ダブルバルーン内視鏡による診断、止血術

  • 小腸ポリープ

    バルーン内視鏡による内視鏡的粘膜切除術

  • 炎症性腸疾患(クローン病)・小腸狭窄

    小腸造影検査による診断、ダブルバルーン内視鏡によるバルーン拡張術

小腸出血

消化管出血で上部消化管にも下部消化管にも出血源が指摘されない場合には、小腸カプセル内視鏡による診断を行っています。必要時には小腸ダブルバルーン内視鏡を行います。

大腸疾患

当科で扱っている主な疾患・検査・治療
  • 大腸ポリープ

    画像強調内視鏡(NBIなど)、拡大内視鏡による診断

    内視鏡的粘膜切除術(EMR)

  • 大腸癌

    画像強調内視鏡(NBIなど)、拡大内視鏡による診断

    • 早期大腸癌
      内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術(EMR)・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD))
    • 進行大腸癌
      化学療法(抗がん剤による治療)
      内視鏡的大腸ステント留置術
  • 炎症性腸疾患

    クローン病、潰瘍性大腸の診断・治療

    内視鏡によるバルーン拡張術

  • 下部消化管出血

    憩室出血などに対する内視鏡的止血術

  • 過敏性腸症候群

胆・膵疾患

当科で扱っている主な疾患・検査・治療
  • 胆のう癌・胆管癌
  • 膵癌

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)超音波内視鏡下穿刺生検(EUS-FNA)による診断

    総胆管狭窄に対する内視鏡的胆管ステント留置

    進行癌に対する化学療法(抗がん剤による治療)

  • 胆石・総胆管結石

    総胆管結石に対する内視鏡的結石除去術

    胃手術症例に対する小腸内視鏡を用いた処置

  • 胆嚢炎・胆管炎
  • 急性膵炎
  • 慢性膵炎

    膵管ステント留置術

  • 自己免疫性膵炎

診療実績

内視鏡検査件数(観察+治療) 2021年 2022年 2023年
上部消化管 4,515 4,649 4,775
下部消化管 3,127 3,323 3,637
超音波内視鏡観察 445 747 750
EUS-FNAと関連手技 115 149 154
ERCPと関連手技 462 554 555
小腸バルーン内視鏡 31 41 36
カプセル内視鏡 27 35 24
内視鏡件数合計 8,722 9,498 10,525
内視鏡治療 2021年 2022年 2023年
上部消化管ESD 123 134 137
上部内視鏡的粘膜切除術、ポリペクトミー 5 17 5
静脈瘤治療(EVL、EIS、APC) 49 56 61
上部消化管緊急止血(静脈瘤以外) 149 150 287
上部消化管その他(異物除去、ステント、胃瘻) 144 130 133
下部消化管ESD 40 64 83
大腸内視鏡的粘膜切除術、ポリペクトミー 1,104 1,334 1,385
下部消化管緊急止血 99 146 163
下部消化管その他(捻転整復など) 39 56 26
ERCP:ESTまたはEPDによる総胆管結石採石 136 205 121
悪性胆道狭窄に対するステント治療 169 170 136
膵内視鏡処置 21 19 55
その他ERCP処置 128 178 147
EUS下ドレナージ 3 4 4
内視鏡治療合計 2,209 2,663 2,267
手術・検査・処置等名 2021年 2022年 2023年
経皮的ラジオ波/マイクロ波焼灼療法(RFA/MWA) 174 146 155
肝動脈塞栓術(TACE) 31 39 47
肝生検 89 72 66

消化器内科 専攻医募集のお知らせ

当院では消化器内科を志す若い先生を歓迎しています!興味のある方はまずは連絡もしくは見学からいつでもお越しください!

当院での研修の魅力

1.十分な症例数と処置数を経験できる!

専攻医の先生の内視鏡経験数(2021年)

  • 上部内視鏡検査:1人あたり約500件/年
  • 下部内視鏡検査:1人あたり約200件/年
  • 内視鏡的粘膜切除術:1人あたり約15件/年
  • ERCP:1人あたり約20件/年(介助をのぞく)
  • 緊急止血:1人あたり約20件/年

西播のがん拠点病院であり、かつ最大の総合病院です。沢山の患者さんが近隣の先生方から紹介されてきますので、手技も豊富に経験できます。

内視鏡関連処置に関してはまず内視鏡検査を十分経験してもらいながら、介助を多数経験していただきます。そして当院の研修中に専攻医の先生がメインで手技が完遂できるように指導・教育を行います。

また、がん化学療法も多数経験できます。希望される方には腫瘍内科の研修を受けていただくことも可能です。希望があれば、病理など他の科のローテーションも考慮します。

2.多彩な疾患!

姫路市は、人口54万人都市で全国25番目の大きさです。中播磨医療圏58万人、西播磨医療圏28万人併せて、約85万人の医療人口基盤を持つ地域で、これは他県一県の医療人口に匹敵する規模です。当院は、ベッド数560床の中核病院で、疾患も多岐にわたり豊富な症例を経験できます。良性疾患から悪性疾患、消化管から胆膵系の幅広い疾患を経験してもらい、先生方の実力を養います。

3.各部門の専門的な指導医による指導

上部下部消化管内視鏡、胆膵内視鏡、がん薬物療法のすべての分野の専門医が先生方を指導します。また、岡山大学病院から消化管内視鏡と胆膵内視鏡の専門医が週1回勤務しており、指導を受けていただけます。いままで内科の経験が少ない方であっても責任を持って指導します。

また、学会活動に関しても地方会のみならず、全国学会や海外学会を目指して、上級医の指導の下発表していただきます。当院は3回まで学会参加の補助が病院から支給されます(発表するとさらに3回まで補助が出ます)。発表がないときでも、興味のある学会にはしっかり参加して研鑽を積む環境も整っています。

4.生活しやすい環境、そして自由な未来!

姫路は世界遺産である姫路城が有り、気候は温暖で住まいに関わる費用も大都市より抑えられます。院内保育所が病院のすぐ近くに開設されています。シニアレジデントでも産休・育休取得可能ですので、女性の方も安心して働けます。3年間の研修後は、スタッフとして当院で診療を継続することもできます。また、第一線の医療機関から大学院までさまざまな道を選んできた先輩もおり、進路は自由です。

5.これから発展していく活気ある病院!

若い先生が多い活気ある病院です。また縦割りではなく、各診療科の横のつながりも強い病院です。また、看護師さんや薬剤師さんといった他職種のメンバーとも壁が低く、協力し合える病院です。

先生方にとって有意義な研修が送れる病院であると確信しています。興味のある方はいつでもご連絡ください。まずは見学からお越しください、消化器内科スタッフ一同お待ちしております。

見学などの連絡先

見学等に関するご質問・お問い合わせは、1または2よりご連絡ください。

※メール送信後、当日中に自動返信メールが届かない場合は、再度ご入力いただくか下記の問い合わせ先までご連絡ください。

姫路赤十字病院 人事課

〒670-8540 姫路市下手野1-12-1

TEL:079-294-2251

受付時間 8時30分から17時00分