救護員基礎実践研修
5月19日（土）、三木市の災害救護支援センターで「救護員 基礎・実践研修」が実施されました。日本赤十字社兵庫県支部が、県下の赤十字施設で新しく任命された救護員を対象に開催している訓練です。今年は当院から医師・薬剤師・臨床検査技師・臨床研修医・看護師・事務職など36名が参加しました。午前中は災害医療救護の原則となる「CSCATTT」等について講義を受けました。
「CSCA」とは「指揮統制・安全・情報伝達・情報の評価」、「TTT」とは「トリアージ・治療・搬送」を表します。非常時にいち早く命令・連絡系統の確立と情報の収集分析、そして安全を確保し、一人でも多くの人の命を救うという考え方です。
午後からは医療研修はトリアージの実技を、非医療研修では災害時の情報収集・通信手段の実際について学びました。最後に、全部門が集まってdERU（緊急仮設診療所）のテントを設営し、その中で使う医療資機材の取り扱い、テント内のレイアウト、それぞれの役割分担、傷病者の受け入れシミュレーションなどの実践研修を行いました。
