肝がんの低侵襲治療「ロボット支援下肝切除手術」を開始しました
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姫路赤十字病院では 2023 年 5 月 に肝腫瘍に対するロボット支援下肝切除手術を開始しました。兵庫県播磨姫路圏域では初めての実施施設となります。
ロボット支援下手術「ダヴィンチ」は、三次元画像や多関節鉗子、手ぶれ防止機能を搭載しており、術野のより直感的な手術操作を可能にし、きわめて正確な手術操作を可能とします。特に肝切除手術では肝門部といわれる肝臓の入り口の部分の脈管の処理に多関節機能を持つロボット支援下手術が有利であり、腹腔鏡下手術が持つ利点を最大限に引き出すことができると考えます。低侵襲手術に求められることは患者さんの体に優しいこと、そして安全性が十分担保されていることです。
当院外科では、地域の肝腫瘍の患者さんに低侵襲治療が広くお届けできるよう、これからも安全で良質な医療が提供できるように行ってまいります。