姫路市総合防災訓練・国民保護訓練、多数傷病者対応訓練
9月1日の防災の日は「姫路市総合防災訓練・国民保護訓練」が毎年開催され、当院の救護班も毎回参加していますが、今年は秋雨前線による大雨のため残念ながら中止となりました。その直後に発生した台風21 号は、関西国際空港をはじめ、近畿各地に多大な被害をもたらし、引き続き北海道では震度7を記録する「北海道胆振地震」が発生するなど自然災害が相次ぎました。近畿ブロック各府県の救護班の出動が必要な広域被害までには至りませんでしたが、ニュースで放映されていた各地で災害対応にあたる東日本ブロックの救護班の姿に身の引き締まる思いでした。
9月15日(土)、姫路西消防署の主催による「多数傷病者対応訓練」が行われ当院のDMAT 隊7名が訓練に参加しました。市内交差点でマイクロバス2台が関係する多重事故が発生し多くの負傷者が出たという設定で訓練が行われ、「防ぎえた外傷死(PTD)」を減らすためのトリアージ(選別)トリートメント(治療)トランスポート(搬送)が実践され、消防署と医療の連携を確認することが出来ました。今回の訓練では姫路市の看護専門学校の学生(40人)も傷病者として参加し、本番さながらの多数負傷者の事故現場救出搬送訓練となり、充実したエリア災害対応訓練となりました。