リハビリテーション科
診療科の概要
基本理念
医の倫理と人道・博愛の赤十字精神に基づき、質の高いリハビリテーション医療を実践します。
基本方針
- 患者の人権を尊重し、安全で質の高い急性期リハビリテーションを提供します。
- 各職種で連携をとり、計画に基づいたチームアプローチを行います。
- 赤十字の一員として災害救護活動に積極的に取り組みます。
- 近隣の医療施設との連携を図り、地域リハビリテーションに貢献します。
- 研修、教育、研究活動を通じてリハビリテーションの質の向上に努めます。
- 職員が働きやすい環境作りを目指します。
- 効率的な業務を行い、健全経営に貢献します。
診療方針
当科では、手術を要する時期や病気にかかって間もない時期など病状の変化が大きい、いわゆる急性期のリハビリテーションを行っています。随時、整形外科と協力して、脊髄・脊椎疾患の手術も行っています。スタッフは、医師3名・理学療法士12名・作業療法士が6名・言語聴覚士2名となっています。早期離床、術後合併症や廃用症候群予防を目的に早期から質の高いより専門的なリハビリテーションを実施しており、総合的で多角的な視点からリハビリテーションを提供出来る体制が整っています。患者さんに満足していただける質の高い急性期のリハビリテーション医療サービスが提供できる様努めています。
リハビリテーション施設基準
運動器リハビリ料Ⅰ・脳血管疾患等リハビリ料Ⅰ・廃用症候群リハビリ料Ⅰ・呼吸器リハビリ料Ⅰ・心大血管疾患リハビリ料Ⅰ・がん患者リハビリ料
より詳しい治療の説明
当科の対象となる疾患は、外傷・変性疾患などの整形外科疾患や脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳血管疾患に加え、がん疾患、臥床により生じた廃用症候群、呼吸・循環器疾患、小児疾患など適応となる疾患は全診療科に渡っています。また、早産児および極低出生体重児に対しても新生児センター入院中から外来に至るまで定期的に評価・フォローアップを行い、神経学的な発達の支援を実施しています。
リハビリテーションの流れは、各科主治医の依頼により、原則的にはリハビリテーション科医師(一部の疾患で疾患別登録医師)が診察を行い、リハビリテーション処方を行います。リハビリテーション科医師(一部は疾患別登録医師)がリハビリテーション実施計画書を作成し、その内容を患者さん・御家族に説明し、同意・署名を得た上で、早期からより専門的な理学療法・作業療法・言語聴覚療法を実施します。また、毎週回診、定期カンファレンスを行い、治療方針の見直し・検討を行っています。整形外科・脳外科・内科・外科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科の一部は、クリニカルパスに順じてリハビリテーションを実施しています。
退院後も継続して必要に応じて通院リハビリテーションを行っています。また、医療的処置が終了した時点でさらに入院による継続したリハビリテーションを必要とされる患者さまに対しては、回復・維持期リハビリテーションのある病院・施設と連携を積極的に図っています。
患者さんへ
当院は、病気にかかって間もない時期や手術を要する時期など病状の変化が大きい、いわゆる急性期のリハビリテーションを担当する病院となっています。主として入院患者さんがリハビリテーションの対象となりますが、急性期から回復期の時期で、通院可能な方や検査など必要な方は、予約制で通院リハビリをお受けしております。維持期・回復期に相当する時期のリハビリテーションや、一般診療所などで施行されています物理療法(くびや腰の牽引・電気治療・マッサージ等)は行っていません。
診療科はこちら「リハビリテーション技術課」
スタッフ紹介
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田中 正道/ たなか まさみち
S61年卒
役職 リハビリテーション科部長
専門分野 - 脊椎・脊髄疾患手術治療
- リハビリテーション科
資格 - 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
- 日本リハビリテーション医学会指導責任者
- 日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医・認定臨床医・指導医
- 日本リウマチ学会リウマチ専門医
- 日本整形外科学会整形外科専門医
- 日本整形外科学会脊椎外科認定医
- 日本整形外科学会脊椎脊髄病医
- 日本整形外科学会運動器リハビリテーション認定医
- 義肢装具等適合判定医
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河本 昌雄/ かわもと あきお
H30年卒
役職 医師
専門分野 外傷、脊椎、救急
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秦 絵莉子/ はた えりこ
H28年卒
役職 医師
専門分野 - 整形外科
- リハビリテーション科
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細澤 幸輝/ ほそざわ こうき
H31年卒
役職 医師
専門分野 整形外科
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本城 文哉/ ほんじょう ふみや
R3年卒
役職 専攻医
専門分野 整形外科一般
連携病院・開業医の先生方へ
当科は急性期リハビリテーションの役割を担っており、引き続き医療施設での継続したリハビリテーションが必要な患者様には、情報提供書を作成・送付し、回復期、維持期リハビリを提供できる病院・施設等との連携を図っています。
また、大腿骨頚部骨折手術及び脳血管疾患の患者さんに対し、複数の病院と地域連携パスを共同で作成し、円滑なリハビリテーションを進めています。定期的に地域連携会議で、情報交換を行い、緊密な連携を行っています。
今後、さらに急性期から回復期・維持期への円滑なリハビリテーションを進めていくために、より多くの病院、施設と連携して行きたいと考えています。当院の役割をご理解頂きまして、いろいろご相談・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
診療実績
【当科における治療(手術・検査・処置)の診療実績 】
手術・検査・処置等名 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
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理学療法新患処方 | 6,255件 | 6,477件 | 7,003件 |
作業療法新患処方 | 3,133件 | 3,438件 | 4,242件 |
言語聴覚新患処方 | 1,558件 | 1,821件 | 1,878件 |
リハビリ総合計画評価 | 1,439件 | 1,648件 | 1,586件 |
inbody | 569件 | 1,340件 | 200件 |
上肢簡易機能検査 | 12件 | 6件 | 1件 |
嚥下造影検査 | 1件 | 2件 | 3件 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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田中 | 交代制 | 田中 | 田中 | 交代制 |