整形外科

整形外科

診療方針

脊椎・関節疾患を中心にして整形外科全般にわたって診療を行っています。特に脊椎、膝関節、股関節(乳児股関節疾患を含む)、骨軟部腫瘍、転移性骨腫瘍、関節リウマチについては専門外来を設けています。脊椎では頚椎から腰椎にかけての全脊柱のあらゆる疾患(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎・脊髄腫瘍など)に対して診断・治療を行っております。股関節では小児から大人まで様々な股関節疾患に対して手術(人工関節置換など)や装具療法を行っています。
人工股関節置換術においては、MISを積極的に取り入れ小さな皮切での手術を行っています。膝関節に対しては主として人工膝関節置換を行っています。関節リウマチに対しては最新の薬剤であるレミケード・エンブレルを含めた薬物治療から手術(人工関節置換など)まで総合的な治療を行っています。
転移性骨腫瘍についても放射線治療だけでなく手術を積極的に行っています。
基本的に脊椎、股関節、膝関節、腫瘍、関節リウマチの専門医による診療を中心に行っています。

患者さんへ

整形外科の入院は手術治療が中心となっています。
患者さんには病状・治療法を十分説明した上で最も納得のいく治療法を選択していただきます。
手術以外の保存的治療を選択された場合には外来での治療を継続させていただきます。

スタッフ紹介

青木 康彰

整形外科部長
卒業年

S54

専門領域

骨軟部腫瘍
転移性骨腫瘍
関節リウマチ
骨粗鬆症

認定医・専門等資格名

日本整形外科学会専門医
日本リハビリテーション学会認定臨床医
日本リウマチ学会専門医

  • 阪上 彰彦

    整形外科副部長
    (兼)検査技術部長事務取扱
    (兼)血液管理室長
    卒業年

    H3

    専門領域

    股関節・膝関節

    認定医・専門等資格名

    日本整形外科学会専門医
    日本DMAT隊員
    兵庫県災害医療コーディネーター

  • 松岡 孝志

    整形外科副部長
    (兼)医療技術部長
    卒業年

    H3

    専門領域

    脊椎疾患全般

    認定医・専門等資格名

    日本整形外科学会専門医
    日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医

  • 玉城 雅史

    整形外科副部長
    卒業年

    H12

    専門領域

    膝関節
    関節リウマチ

    認定医・専門等資格名

    日本整形外科学会専門医
    日本リウマチ学会専門医
    日本リハビリテーション学会臨床認定医

  • 村田 洋一

    整形外科副部長
    卒業年

    H16

    専門領域

    脊椎・脊髄疾患の治療

    認定医・専門等資格名

    日本整形外科学会専門医
    日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医

  • 小玉 城

    医師
    卒業年

    H21

    専門領域

    整形外科

    認定医・専門等資格名

疾患別診療 整形外科クリニカルパス

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脊髄造影検査(ミエロ) 髄核(椎間板ヘルニア)摘出術(love)
頚椎後方手術 頚椎前方固定術
頚椎後方固定術 脊椎前方と後方固定術(PLIF)
腰椎後方固定手術(広範囲) 腰椎後方手術
上腕骨骨折 人工股関節
人工骨頭置換術 人工膝関節置換術
骨軟部腫瘍切除 観血的整復術
リニアック(放射線治療) 生検
経過観察(3日用) 経過観察(7日用)

より詳しい治療方法の説明

▼脊椎

2015年度の脊椎手術件数は286件で、当院の整形外科手術の約43%を占めています。手術治療の対象は、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア(頚椎・腰椎)、頚椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、圧迫骨折などの疾患を中心とし、変性後側弯症や圧迫骨折後の後弯変形などの脊柱変形や転移性脊椎腫瘍に対する手術も腫瘍専門医と協力して治療を行っています。近年、腰部脊柱管狭窄症や脊柱変形の治療に対する腰椎低侵襲手術として全国的に拡がってきている側方進入椎体間固定術(当院ではOLIF)についても2015年より導入して治療を行っております。

▼股関節

2004年度からより小さな皮膚切開による低侵襲手術(MIS)を施行しており、2002年度の皮膚切開の平均が17センチに対し2005年度は平均10センチと大幅に小さくなっています。低侵襲手術による患者さんへの負担の軽減がはかれていますので全人工股関節置換術を受けられた方の入院期間は約1ヶ月(手術後2週間で外泊し、3週間で退院)と従来より大幅に短縮しています。また手術法の改良により人工股関節の脱臼は非常に少なくなっています。 2015年の人工股関節置換手術は108例です。

▼膝関節

高齢者の変形性膝関節症、大腿骨内顆骨壊死、関節リウマチに対する手術を主に行っています。2015年度の膝関節手術件数は82例です。高位脛骨骨切り術(HTO;High tibial Osteotomy)、人工膝関節単顆置換術(UKA;Unicompartmental Knee Arthroplasty)、人工膝関節全置換術(TKA;Total Knee Arthroplasty)を、患者さんの骨・軟骨変形、活動度、年齢などを考慮して行っています。また人工膝関節置換術に関しても、単顆置換術、靭帯温存型全置換術、靭帯切離型全置換術を、患者さんの骨・軟骨変形や靭帯の変性の程度に合わせて選択するテーラーメード医療を実践しています。入院期間は約3週間です。

▼骨軟部腫瘍・転移性骨腫瘍

良性・悪性を問わずすべての骨軟部腫瘍の治療を行っています。悪性骨軟部腫瘍に対しては、抗癌剤による化学療法、広範囲切除、腫瘍用人工関節置換術を行っています。手術の主体は、患肢温存手術で切断はほとんど行っていません。症例によっては処理自家骨移植(凍結法やパスツール法)も行っています。また転移性骨腫瘍(脊椎や四肢長管骨)に対しても骨修飾薬(BMD)の投与や手術を積極的に行っています。放射線科と協力して放射線治療も行っています。粒子線治療が適していると考えられる患者さんには、兵庫県立粒子治療センターを紹介させて頂きます。

▼関節リウマチ

関節リウマチの治療はリウマチ学会専門医が従来の抗リウマチ薬に加えて現在市販されているすべての生物学的製剤(レミケード、エンブレル、ヒュミラ、シンポニー、シムジア、アクテムラ、オレンシア)も使用しています。レミケード、アクテムラ、オレンシアの点滴製剤の投与は外来通院で行っています。また新しい経口リウマチ薬である(JAK阻害剤)ゼルヤンツも使用できます。

▼小児整形

整形外科医による乳児検診(1・3ヶ月)を行っており、先天性股関節脱臼の治療(装具治療や手術治療)も行っています。また筋性斜頚やブラント病(O脚変形)、弾発母指の手術も行っています。

▼骨粗鬆症

骨塩定量(DEXA)・骨代謝マーカー検査を行った上で外来通院による薬物治療(ビタミンD製剤、選択的エストロゲンレセプターモデュレーター(SERM)、ビスホスホネート製剤、テリパラチド(PTH製剤)、抗RANKL抗体(プラリア)を行っています。脊椎圧迫骨折による障害や大腿骨頚部骨折が起こった場合には、手術治療も行っています。

連携病院・開業医の先生方へ

整形外科各分野の専門医による手術治療を中心に行っているために、安静目的の入院や骨折などの外傷の治療に関しては他病院を紹介させていただいていますのでご協力をお願いします。

診療実績

▼【当科における治療(手術・検査・処置)の診療実績 】

症例名 25年度 26年度 27年度
脊 椎 固定術 195 222 189
椎弓形成術、後方除圧術、椎間板摘出術、その他 113 75 66
股関節 人工股関節置換術・再置換術 120 112 107
大腿骨頚部骨折手術、その他 19 25 20
膝関節 人工膝関節置換術・再置換術 95 61 78
関節鏡、その他 3 2 0
腫 瘍 悪性骨軟部腫瘍手術 15 29 34
良性骨軟部腫瘍手術、生検術、その他 87 86 80
骨折、手の外科手術、足の外科手術、その他 46 43 43
合計 693 655 599