脳神経外科

脳神経外科

診療方針

当科では新生児から高齢者まで幅広く対応して治療を行い、脳卒中や脳の外傷、小児の脳血管障害、腫瘍、奇形、水頭症の治療に力を入れて取り組んでいます。
脳卒中では脳梗塞に対する血栓溶解療法(t-PA静注療法)や脳内出血、クモ膜下出血に対しては従来からの開頭手術だけでなく血管内手術も行っています。脳・脊髄の腫瘍の治療においては手術治療だけでなく化学療法や放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行うことにより西兵庫県域ではトップクラスの症例数を経験しています。


特発性三叉神経痛や半側顔面痙攣には神経減圧術を行っています。脳脊髄疾患による痙縮にはバクロフェン持続髄注療法、ボツリヌス療法などで治療します。また、小児科、産科婦人科との密接な連携のもと、母児双方を考慮した中枢神経疾患の合併症妊娠にも対応します。


脳ドックにも力を入れており、発症前の脳の病気(未破裂脳動脈瘤、無症候性脳梗塞、脳動脈の狭窄、脳腫瘍)を発見したり、これらの予防など健康増進のアドバイスも行っております。

治療対応疾患は下記の通りです。

 

(1)脳血管障害

脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、脳動脈瘤、脳血管奇形、モヤモヤ病

(2)脳・脊髄腫瘍

原発性、転移性

(3)小児神経外科疾患

二分脊椎、中枢神経奇形、新生児脳内出血、水頭症、モヤモヤ病

(4)機能的神経外科疾患

三叉神経痛、顔面痙攣、眼瞼痙攣、パーキンソン病、本態性振戦、原発性または二次性ジストニア、書痙、痙縮、慢性難治性疼痛

(5)頭部外傷

(6)てんかん

 

当科からのお知らせ

平成26年4月より機能神経外科の専門外来を始めます。


機能神経外科では不随意運動症や慢性難治性疼痛、痙縮、てんかんなどの疾患を外科的に治療します。
パーキンソン病や本態性振戦、先天性および二次性ジストニア、書痙などの不随意運動症に対しては定位脳手術により脳刺激療法や脳凝固術をおこないます。
痙性斜頸に対してはボツリヌス療法や脳刺激療法(DBS)、神経遮断術を組み合わせて治療します。
慢性難治性疼痛ではペインクリニックと協力して脳や脊髄を電気で刺激することにより痛みを緩和します。
脳血管障害や脳脊髄の外傷、神経変性疾患、乳幼児期の疾患などが原因でおきる痙縮に対してはボツリヌス療法、バクロフェン持続髄注療法(ITB療法)、脳・脊髄刺激療法、神経縮小術を行います。
薬物治療にてコントロールが困難なてんかんに対しては小児神経科と協力し、脳切除術や神経離断術などによりてんかん発作の消失、緩和を目指します。


これらの疾患でお困りの方は是非ご相談ください。機能神経外科外来ではこの分野での治療経験の豊富な医師が診療を担当します。診察にあたってはこれまでの治療経過が分かると、より適切な治療方針を立てることができるため、現在治療中の医療機関からの紹介状をご持参下さい。

 

当科で行う治療法

治療法

手術

└ 開頭術、穿頭術

└ 脳血行再建術(バイパス手術、内頚動脈血栓内膜剥離術)

└ 機能外科手術(バクロフェン持続髄注療法)

└ 神経内視鏡手術(腫瘍生検術、第三脳室底開窓術、脳内血腫除去術)

血管内手術

└ 脳動脈瘤コイル塞栓術、ステント留置術、抗がん剤局所動注療法

ボツリヌス療法

└ 半側顔面痙攣、眼瞼痙攣、頸部ジストニア(痙性斜頚)、痙縮

脳動脈血栓溶解療法

└ t-PA静注療法

スタッフ紹介

高橋 和也

脳神経外科部長
(兼)脳・心臓血管副センター長事務取扱
卒業年

H10

専門領域

脳神経外科手術全般
脳血管障害の外科
脳血管内治療
画像診断
予防医学(脳ドック)

脳神経外科手術全般
脳血管障害の外科
脳血管内治療
画像診断
予防医学(脳ドック)

認定医・専門等資格名

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医

  • 石田 穣治

    脳神経外科副部長
    卒業年

    専門領域

    認定医・専門等資格名

  • 新光 阿以子

    第二脳神経外科副部長
    卒業年

    H15

    専門領域

    脳神経外科手術全般
    機能外科
    ボトックス治療
    予防医学(脳ドック)

    認定医・専門等資格名

    日本脳神経外科学会専門医

診療実績

▼手術・検査・処置件数の診療実績

 
  手術名 26年度 27年度 28年度
頭部外傷 開頭血腫除去術 6 1 5
穿頭血腫ドレナージ術 32 20 22
脳血管障害 開頭クリッピング術 11 4 8
脳動静脈奇形摘出術 1 0 1
開頭脳内血腫除去術 4 7 0
減圧開頭術 0 4 4
STA-MCA吻合術 1 1 0
脳腫瘍 開頭腫瘍摘出術 10 2 10
経蝶形骨洞下垂体腫瘍摘出術 2 2 2
脊髄 脊髄腫瘍摘出術(髄内) 0 1 1
脊髄腫瘍摘出術(髄外) 1 1 2
その他手術 0 1 0
その他 脳室ドレナージ術 4 2 5
脊髄ドレナージ術 8 3 3
脳室腹腔シャント術 5 2 5
腰椎腹腔シャント術 4 3 5
シャント再建術 3 3 2
シャント抜去術 2 1 4
リザーバー留置術 4 2 3
第三脳室底開窓術 0 0 1
頭蓋形成術 4 8 5
脳腫瘍排膿術 1 1 1
定位的脳生検術 1 4 2
頭蓋骨腫瘍摘出術 1 1 0
脳血管内手術動脈瘤コイル塞栓術 3 2 3
頚動脈ステント留置術 1 0 4
TAE(脳腫瘍) 0 0 3
TAE(動静脈奇形、動静脈瘻) 0 0 1
TAE(鼻出血など) 2 1 1
選択的動注カテーテル留置術 2 2 8
合計 136 80 111