姫路赤十字病院のTQM活動
~医療現場の継続的な改善活動をボトムアップ型で行っています~
病院の使命は、患者さんに最良の医療を提供することです。当院は2010年よりクリニカルマイクロシステムを用いた医療の質改善に取り組んでいます。クリニカルマイクロシステムとは、現場の最前線で働く人々が、患者さんやご家族とチームを組んで現場(マイクロシステム)の質改善をすることによって医療システム全体をボトムアップ型で改善しようとする手法です。
患者さんに最良の医療を提供するには、医療現場の改善を継続的に行う必要があります。改善のスタートはまず現場を「知る」ことです。「知る」事で問題点を発見し、それを改善し続けることにより医療現場は改善されます。
その結果、最も喜ばれるのは患者さんです。この患者さんの喜びが私たち職員のやりがいにつながります。
2010年から取り組んできた改善活動ですが、トップダウンで活動を指示することなく、ボトムアップ型に最もこだわってきました。楽しそうに取り組むQCサークルの発表を聞くだけでも元気をもらいますが、他の職員も院内を「知る」ことにつながり波及効果が出ることも改善活動の成果です。


当院の改善活動の歴史
2009年度
クリニカルマイクロシステムメソッドの紹介
2013年度
2014年度
「VALUE BY DESIGN ―価値改善に向けた医療システムをデザインする 臨床マイクロシステムメソッド」監訳
2014年4月30日 第1版発行