院長ご挨拶 目次

Japanese Red Cross Coeirty
平成24年に兵庫県から総合周産期医療センター(人口約100万人に1か所、兵庫県では6施設)の指定を受けました。当院の周産期母子医療センターは中・西播磨地域(人口約80万人)で唯一の周産期医療センターで、ハイリスク妊産婦の妊娠・分娩管理などの産科医療と低出生体重児・ハイリスク新生児の集中治療などの新生児医療とを連携して総合的に診療を行っています。
総合周産期母子医療センターは主に3つの部門から成り立っています。
1.母体胎児集中治療室(MFICU) 6床
ハイリスク妊産婦と胎児に対する集中治療室で、24時間365日ハイリスク妊産婦の救急搬送を受け入れ、ハイリスク分娩も扱っています。
2.新生児集中治療室(NICU)18床
早産低出生体重児や病的新生児に対応するための集中治療室で、2018年2月に新治療棟4階に移転して更に広くなり、7月からは18床に増床予定です。新生児専用救急車を有しており、24時間365日体制で小児科医・看護師が同乗し、中・西播磨地域全域でハイリスク分娩の立ち合いや院外からの搬送入院を行っています。
3.新生児治療回復室(GCU)24床
NICUで急性期を脱した赤ちゃんが、退院までの時間を過ごします。赤ちゃんの全身管理はもちろん沐浴やミルクなど成長を促すためのサポートを行い、ご両親が自信と喜びをもって育児ができるように支援します。平成30年7月からは新NICUの隣に移転し、24床として稼働します。 産科・小児科の連携はもちろんのこと、合併症妊娠や新生児の合併症なども含めて院内のありとあらゆる部門と連携して、高度でかつ家族にやさしい周産期医療の提供をめざしています。