院長ご挨拶 目次

Japanese Red Cross Coeirty
少子・高齢社会、人口減少社会に伴い疾病構造が大きく変化し、社会保障費の増大問題もあり、医療の変革期に来ています。地域医療構想調整会議で各医療機関は機能分化が求められており、姫路赤十字病院は高度急性期、急性期医療を担います。先端医療、高度で質の高い安全で安心の医療を提供する体制、機能を整備・拡充する必要があり、この度新治療棟が完成しました。
がん治療、周産期医療、脳・心臓血管系治療、さらには最新手術を提供する機能を充実させました。血管造影装置2台、放射線治療装置、新たな機種の内視鏡装置、ハイブリッド手術室、広くて明るいNICU(新生児集中治療室)など整備しました。血管造影装置はフィリップス社製の高機能機種で、世界で最初に導入し、脳・心血管系の診断・治療が緻密で安全に行っています。放射線治療装置はIMRTに対応しており低侵襲で、精密な治療ができます。新たな機種の内視鏡装置を整備することにより消化器疾患の診断・治療の幅が広くなります。手術室はハイブリッド手術室を含む3部屋増設し、手術待機日数を少なくできるだけでなく、ハイブリッド手術室においては心血管系の手術を低侵襲で、より質の高い治療が可能となります。NICUはより良い環境で質の高い医療を提供できます。