胃食道逆流症について

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胃食道逆流症について

胃食道逆流症とは?

通常食べ物は胃から食道に逆流することはあまりありません。しかし、小児ではまれに胃から食道への逆流が見られることがあります(特に寝たきりのお子様に多いです)。その場合、胃に注入したものを嘔吐したり、それを肺に吸い込み肺炎を引き起こしたりします。また、胃の酸が常に食道を腐食するため、食道炎(吐血の原因)ともなります。はじめは、様子観察やお薬の治療を行いますが、改善しないとき、また症状が強いときは手術が必要となることもあります。
姫路赤十字病院では、お薬で改善しない胃食道逆流のお子様に、傷の小さな腹腔鏡での逆流防止手術を行っています。

逆流防止手術(腹腔鏡下噴門形成術)

手術はおなかに5~10mmの傷を5箇所つけ、そこから腹腔鏡というカメラを挿入します。おなかを二酸化炭素で膨らませ、内部をテレビモニターに映しながら手術を行ないます。傷が小さいため見た目がきれいで、痛みも少ないです。また、内臓が空気にさらされないため、手術からの回復が早いです。
手術は、食道を胃の一部で襟巻きのように巻きつけ逆流しにくくするものです。胃瘻が必要な場合は、胃瘻手術と同時に行なうことができ、手術時間は約2~3時間です。
術前の検査としては、胃の造影検査・場合によっては24時間食道PHモニター(胃液の逆流の程度を測定します)やCTスキャンが必要となります。一般的に手術後の入院は手術後1週間から2週間となります。
退院後は外来で、定期的に診察させていただきます。胃瘻手術を同時に行なった方は胃瘻チューブを外来にて定期的に交換をさせていただいております。