造血幹細胞移植について
同種造血幹細胞移植は完治困難な白血病の患者さん対象の治療法です。当院も、患者さんの兄弟や両親、子供さんからの同種造血幹細胞移植を行っています。また、日本骨髄バンクのドナーさんの骨髄採取にも積極的に取り組んでいます。そして、骨髄バンクドナーからの移植治療も開始します。造血幹細胞移植医療体制整備事業(厚生労働省)の地域拠点病院に選定されており、地域の医療機関、医療スタッフの皆様と力を合わせて、播磨地区の患者さんにより良い医療を提供したいと思います。この地区で治療を受けたいと希望される患者さんご家族に安心して治療を受けていただけるようチーム一丸となって取り組んでいく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
副院長兼第一血液・腫瘍内科部長 平松靖史
造血幹細胞移植とは
血液のがんに罹患すると、一般的に抗がん剤治療や放射線療法を実施します。しかし通常の抗がん剤治療や放射線療法では治癒しないことがあり、その場合は大量の抗がん剤や放射線が必要となります。
強力な治療は骨髄中の正常な造血幹細胞にも影響を及ぼしてしまうため、白血球減少、貧血、血小板減少などの造血障害を引き起こします。また、造血幹細胞自身が病気におかされ、正常な造血を行えなくなり、重い免疫不全などに陥る場合があります。造血幹細胞移植は、これらの原因で障害された造血幹細胞を、ドナーまたは自分の造血幹細胞に置き換える治療法です。
詳細は以下PDFをご覧ください。
施設認定
- 造血幹細胞移植推進地域拠点病院
- 非血縁者間骨髄採取認定施設
- 末梢血幹細胞採取認定施設
認定医
- 日本造血・免疫細胞療法学会造血幹細胞移植認定医 2名
- 公益財団法人日本骨髄バンク調節医師 2名
連携施設
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
〒678-0241 兵庫県赤穂市惣門町52-6
〒670-0012 兵庫県姫路市本町239番地サンワプラザ大手前通1階
日本赤十字社 造血幹細胞移植情報サービス
広報誌「BANK!BANK!」
「BANK!BANK!」は、年3回(2、6、10月)毎号異なるテーマを取り上げて作成し、全国の献血ルームなどで配布するほか、日本赤十字社造血幹細胞移植情報サービスのホームページ・Facebookで公開しています。
造血幹細胞移植にかかる広報誌は下記ページよりご覧ください。
「BANK!BANK!」バックナンバーへ
地域医療従事者向けセミナー(造血幹細胞移植ベーシックセミナー)
今年度のセミナーは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。