循環器の症状でお悩みの方へ
胸の痛みや動悸等の発作がある方は、狭心症や心筋梗塞の可能性がありますので、早めに循環器内科を受診してください。胸痛以外にも以下のような症状のある方は、一度循環器専門医を受診されることをお勧めいたします。
1.胸痛発作
数分間持続する胸のしめつけられるような痛み、やけつくような感じ。喉元、左肩、胃のあたりの痛みのこともあります。この場合、狭心症や心筋梗塞の可能性があります。
2.呼吸困難
夜間、仰向けに寝られず、座っていたほうが楽。登り坂や階段では、息切れがする。心不全が考えられます。
3.背部痛
突然胸部や背中に激痛が生じ、痛みが上下に走った。大動脈解離が考えられます。とくに高血圧の方は、すぐに救急受診してください。
4.めまい・失神
前兆のない突然のめまいや失神は、不整脈によるものが考えられます。
5.間歇性跛行
数百メートル歩くとふくらはぎの痛みで歩けず、少し立ち止まるとまた楽になる。下肢動脈の狭窄(下肢閉塞性動脈硬化症)が疑われます。
6.むくみ
顔(まぶた)、下腿・足に押すとへこみが残るむくみ。主に心疾患、腎疾患、肝疾患、下肢静脈閉塞などの原因があります。診察と採血、エコーなど簡単な検査で鑑別が出来ます。