血管造影検査

DEPARTMENTS

CONTENTS

INFORMATION

  • 医療関係者の方

  • 採用情報

  • 研修医サイト

  • 看護部サイト

診療受付時間 午前 8:30〜11:00
休診日 土・日・祝日・創立記念日(5/1)
・年末年始(12/29~1/3)
面会時間 平日 14:00~16:00、
土・日・祝日 13:00~17:00

血管造影検査

血管造影検査とは

カテーテル(細い管)を太ももや手首、肘の動・静脈に挿入し造影剤を使用して脳、心臓、肝臓などの血管走行や腫瘍の分布を知り、血管の狭窄や閉塞を見つけるための検査です。
当院では血管造影検査だけでなくIVRにも力を入れています。

IVR

インターベンショナルラジオロジー (Interventional Radiology)の略であり、 「放射線診断技術の治療的応用」「血管内治療」「血管内手術」「低侵襲治療」「画像支援治療」もほぼ同義語として使われています。実際には、X線透視、血管造影、超音波、CTなどの画像を見ながら体内にカテーテル(細い管)を入れて治療を行います。

IVRの種類

  • 動脈塞栓術(TAE)
  • 静脈塞栓術
  • ステント留置術
  • フィルター留置術
  • 血栓除去術
  • 抗癌剤動注療法(TAI)
  • リザーバー留置術
  • 血管形成術(PTA)
  • 血管内異物除去術etc

血管造影撮影室

心臓専用機

頭部・アブレーションなどの汎用機

当院は平成30年3月に最新鋭で低被ばくの血管造影装置を2台導入しました。一台は狭心症や心筋梗塞に対する冠動脈の治療や腎動脈、下肢動脈など末梢血管の治療を高精度で行なうことができます。また、もう一台では急性期脳梗塞に対する血栓回収や動脈瘤、頸動脈狭窄に対する検査・治療を行なったり、今後新たに心房細動などの不整脈疾患に対してのアブレーション治療も積極的に行います。血管造影室では医師、看護師、臨床工学技士、診療放射線技師がチームを組み、それぞれ専門分野の知識・技能を発揮して、安全に検査・治療を受けられるよう努めています。

ハイブリッド手術室装置

当院は平成30年3月に最新鋭の低被ばく装置、ハイブリッド手術室装置を導入しました。
ハイブリッド手術室とは、手術室に放射線透視装置を造設したもので、手術室と透視装置を統合したという意味でハイブリッドと呼ばれています。血管造影検査や3次元CT撮影などが可能な最新鋭の装置を採用しました。
心臓、血管、脳、内臓、骨などの疾患に対して、とても清潔な空間の中で極めて高い精度で手術を行なうことができます。

各種IVRの実際

脳血管

カテーテルから造影剤を注入して頸動脈や脳動脈を描出します。 脳動脈瘤、脳梗塞、頸動脈狭窄等の血管性病変を診断し、動脈瘤に対するコイル塞栓術や頸動脈狭窄の血管形成術等、様々な血管内治療を行っています。

カテーテルアブレーション(経皮的心筋焼却術)

カテーテルアブレーションとは、カテーテルという細い管を血管から心臓に入れて、不整脈の原因となる電気回路を遮断する治療法です。低侵襲であるため身体への負担が少なく、動悸、息切れ、疲労などの不快な症状が緩和・消失します。

腹部血管

肝細胞癌の治療に対してスタンダードな動脈塞栓療法や化学塞栓療法などを施行しています。また、外傷後の出血に対する塞栓療法や婦人科系の悪性腫瘍に対する抗がん剤の動注療法なども施行しています。