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基礎看護学実習Ⅱを終えて

 

 広報委員1年生です♥

 

 

 私たち1年生は1/242/1012日間、基礎看護学実習Ⅱがありました。初めて患者さんを受け持ち、毎日患者さんに合った援助を考え、行いました。日々看護とは何なのか悩み、答えが見つからず、時に涙することもありましたが、先生や指導者さん、実習メンバーにアドバイスをもらいながら12日間を乗り越えることができました 😀 

 

 

 今回の実習での学びをクラスメイトに聞きました!

 

 

内科病棟へ実習に行ったAさん

 

 今回の実習では患者さんとの関係を築くことの大切さを学びました。私は実習の最初、まず患者さんの不安や思いを聞きたいという思いが強く、いきなり聞こうとしていました。しかし、まだ、関わりも浅いので、ゆっくり時間をかけていけばいいと担当看護師に教えていただき、日々の会話や援助などの関わりから関係性を築こうと努めました。その結果、患者さんとお話ししている時に病気や治療に対する思いを言葉にしてくださり、患者さんの今の思いや考えについて理解することができました。患者さんとそこまでの話ができるようになったのは、自分の心をオープンにした日々の関わりをしようとしている私たちの思いに患者さんが話してくださったのかなと思います。患者さんの本当の部分を知り、理解しようとするには、まずこちら側が患者さんに関心をもって寄り添うところから始まると学びました。そして、患者さんの思いや考えを理解することで対象を知り、それが援助や日々の関わりにつながると今回学びました。

 今回、初めて受け持ち患者さんをもたせていただき、その人にあった看護を提供することも学び、また自分の言動をリフレクションすることで自己への気づきもより深めることができました。

 

 

 

外科病棟へ実習に行ったBさん

 

 基礎看護学実習Ⅱでは、初めて患者さんを受け持たせていただき、この実習を通して多くのことを学びました。特に大切だと感じたことは、患者さんを3側面から理解し個別性を考えた看護を行うということです。私は、術後数ヵ月入院されている患者さんを受け持ち、セルフケア不足について考えました。なぜ清潔ケアをされないのか理由を尋ねると最初は面倒だとおっしゃるだけでしたが、話を聞いていくと倦怠感や忙しい看護師への遠慮、時間調整の煩わしさなど複雑に理由が絡みあって活動意欲の低下につながっていました。私は、清潔ケアの重要性とともに私たちに気を遣われないように伝え、短時間で行うことやケアの時間を患者さんや看護師さんとしっかり打ち合わせることを心がけました。こうして援助していくうちに患者さんが自身で清潔についてのセルフケアを習得されて行きました。

 このように、患者さんが抱える問題の原因は、単純ではなく今までの生活背景や性格、身体の状態など様々な事が考えられるため、3側面から理解することに努めなければならないと思いました。そしてそれに合わせて、一人ひとりの患者さんに適した援助を相互の納得のうえで行っていくことが大切であると学びました。

 

 

 

 実習では患者さんの生活や思いを理解し学ぶことができましたが、同時に自分自身の傾向や課題にも気づくことができる良い機会であると感じました 😛 この学びを忘れず、これからの学校生活や日常生活でも活かしていきたいと思います 🙂