第121回生戴帽式 学校長式辞
2019.10.25

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 第121回生の皆様、戴帽誠におめでとうございます。

 保護者の方におかれましても、ご子息の成長された姿を見られてお喜びになっておられることと思います。

 本日は県支部から事務局長をはじめ、行政の方、医師会、看護協会、自治会、民生委員、赤十字関係各位、大変忙しい中 多数ご参列くださいましてありがとうございます。このように多くの参列者のもと、式をとり行うことができますこと、学生一同、職員一同嬉しく思います。

 学生達は、つい先日入学したばかりと思っていましたが、もう戴帽式を迎えるまでになられ、成長は早いものと感慨深く、また嬉しく思っております。戴帽式は、看護師にふさわしいと認められた学生に、看護師のいわばシンボルであるナースキャップを授ける儀式です。最近では戴帽式を簡略化したり、行わない施設も増えていると聞きますが、看護師になるに当たり、重要な通過点であると考えます。少なくとも私たちの学校ではいつまでも続けていきたいと考えています。更に現場の看護師も日常では着用していないキャップを本日は特別に着用して学生達を祝福してくれています。

 さて日本社会に目を向けますと、皆様もご存じのように、日本は世界のどの国も経験したことのない少子高齢社会へとすでに向かっています。今後社会の構造も想像をはるかに超えるものに変化するであろうと考えます。医療・介護を取り巻く環境も同様にめまぐるしく変化しております。

 しかし変わらないもの、変えてはならないものもあります。「患者に寄り添う」この看護師の精神はこの先変わることのないものの一つと考えます。そこで私は外科医であるとともに医療人の一人です。本日後輩である皆さんに、「患者に寄り添う」にまつわることで、わたしが最近感じている3つのことについて話したいと思います。

 一つ目は、「患者さんは人間である」ということです。がん、認知症、難治病など様々な病気があります。どうか病気の名前に圧倒されないでほしいと思います。患者さんはたまたまその病気にかかってしまったわたしたちと同じ人間です。心から患者さんに寄り添ってほしいと思います。

 二つ目は看護師はプロフェッショナルです。プライドを持ってほしいと思います。これは決して威張ることとは異なります。プロとして思いやりにあふれる言葉や、動作が、患者さんその家族にとっていかほど大きな力であるかを覚えておいてほしいと思います。

 そして三つ目は、わたしはクリスチャンではありませんが、イエス・キリストの弟子で医師であるルカの言葉が福音書の中にあります。「求める者には、だれにでも与えなさい。ヒトにしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすればたくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。」これは医療者にとって当然の責務ですが、この言葉の意味する気持ちをもって患者さんに寄り添えば、自分の心が豊かになると言ってると思います。

 さて戴帽式が終わると、いよいよ臨地実習が始まります。これからは、まず「あるがままに見る」ということから「見える世界」を認識しなければなりません。そこから様々なことが見えてくるといいます。個人個人が抱く理想的な看護師像に向かって励んでください。本日の戴帽式は皆様にとって良き思い出に残ると思います。これからの看護師としての長い人生において、様々な困難に突き当たることもあるでしょう。その時には、今日のこの日の誓いと感動を思い起こして戴きたいと思います。

本日は第121回生の皆様誠におめでとうございます。また会場の皆様方には学生たちに対して、どうか温かいご支援をお願いいたします。

 

 2019年10月25日

 

姫路赤十字看護専門学校

学校長 佐藤四三

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