*領域別実習2クール目を終えて*
2019.03.19
こんにちは!広報委員の2年生です!
2月18日から3月5日まで、2クール目の領域別実習でした!
今回は2クール目を終えての感想を2名の学生に伺いたいと思います!
まずは、母性看護学実習に行ったAさん!
私は一人の妊婦さんに対して、分娩期から産褥期、退院まで継続して関わらせていただきました。
この実習を通して、私は出産を経験される母親は、妊産褥期に身体面だけでなく、精神面も大きく変化するということを学ばせていただきました。
例えば、A氏は出産後すぐに母乳育児が始まりましたが、手術による疲労や初産婦であることもあり授乳がうまく出来ないことに対して自責の発言が見られました。しかし、助産師や看護師が指導を行っていく中で、徐々にA氏と赤ちゃんに合った授乳方法を確立されていました。授乳がうまく出来るようになることで、満足そうな赤ちゃんの表情を見ることでA氏自身も笑顔になられ、「かわいい」「この顔見たら頑張れる」といった発言が見られるようになりました。
このことを通して、私は母親と赤ちゃんはお互いに作用し合っているということを感じることができ、自分自身の母性観が深まったと思います。
また、看護師や助産師のA氏に対する関わりを見させていただく中で、A氏の思いを傾聴される姿や頑張りを認める姿、一緒に頑張っていきましょうという姿勢から、私の中で寄り添うという言葉がより具体的になったと思います。今回の学びをこれからの実習にも活かしていきたいと思います。
次に、老年看護学実習Ⅱに行ったBさん!
私は、脳神経外科で患者さんを受け持たせていただきました。脳が障害されていることによる様々な健康を阻害する要因をもつ患者さんでした。特に関わりの中で大きく感じたのが、看護者の声掛けで患者さんの行動が変化すること、看護を行ううえで患者さんを取り巻く全ての人と連携することで少しでも健康の道へ向かうことができるということです。
患者さんは左側に意識が向かず、左側だけ更衣をし忘れたり車椅子の左のフットレストをあげないまま立位をとられようとすることが何度かありました。私はその都度声掛けを行いましたがなかなか改善が見られませんでした。しかし、患者さんが行動する前に毎回「まず左から動かしましょう。」という声掛けを続けることで、実習最終日には学生が声をかけなくても、患者さん自身で意識しながら左から行動され習慣化に繋げる事が出来ました。
また、これから先も長い療養生活が待っています。担当看護師だけでなく理学療法士や作業療法士、放射線科の看護師や放射線技師など患者さんを看護する医療チームと学生もチームの一員として、積極的に話し合いに参加しました。そして、患者さんについて得た情報を共有し、患者さんが望む療養生活が送るために必要な看護に繋げる事ができました。今回学んだ、学生も医療チームの一員であるということを意識して、行動していきたいと思います。
以上です☆
来年度からの領域別実習もみんなで力を合わせて頑張っていきましょう☆