看護学校からのお知らせ

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基礎看護学実習Ⅱつづきです。

次は、内科、泌尿器科の混合病棟に行ったCさん!

 

基礎看護学実習Ⅱでは初めて受け持ち患者さんを持たせていただき、対象理解の大切さについて学びました。

部屋に行ってもいいのかなという戸惑いもありましたが、このままだと患者さんについて何も知らず、何もできないと

思い、ベッドサイドに行き話をさせていただくことができました。

私は始め、患者さんにあまり受け入れてもらえていない様子でどのように関わっていけばいいのか不安でした。

私はA氏が私をあまり受け入れてくれなかったのにはなにか理由があるのだろうかと思いながら、訪室させていただく

タイミングや時間に配慮して毎日A氏のところへ行かせてもらいました。

すると、始めは挨拶などをしてもなにも返してくれなかったA氏が、徐々に自分から話しかけてくださるようになり、

部屋を出る時に「失礼しました。」と声をかけると「ありがとうね。」と言ってくださるようになりました。

少しずつA氏の人柄や生活背景などを知り、日々の会話や援助を通してA氏に合った関わりをすることで関係性を深める

ことができたように感じました。

A氏は基本的に全て自分で行えていたため、A氏に対しあまり何もできなかったように感じていましたが、

A氏が退院される時には私に「お世話になりました。ありがとう。頑張ってね。」と言ってくださりました。

私は、患者さんについて知り、患者さん一人一人に合った関わりをすることも看護であり、

なにか技術を提供することだけではないと改めて感じました。

今回このような状況の中、受け入れてくださった実習先の方々や患者さん、先生方に感謝し、

これからの学習や実習に向けて頑張っていきたいです。 

 

最後は、脳外科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科の混合病棟に行ったDさん!

 

今回の実習を通して、患者を知るための情報は、患者の療養の場である生活環境や生活の様子などにも

多く存在しているということを学びました。

患者を知り患者個人にあった援助を計画することを目標にあげて実習に挑み、そのために患者と対話ばかりを

しようと考えていました。

しかし、患者は毎日どんな時でも話せる状態ではありません。また、話すことが好きではなくて一人で静かに

療養したい患者もおられます。

受け持たせていただいた患者が午後から体調を崩した時、今の状態に至るまでに何かヒントや情報があったのでは

ないかと、朝からの出来事を思い返しました。

そして今患者はどんな症状が出ているのか、それがいつから出ているのかを観察しました。

1秒1秒変化する患者を目の前にすると、なにをしたらいいのかわからずとても不安でしたが、自分にできることは

患者を知ることだと思い、五感を研ぎ澄ませました。

今回の患者の体調不良に気づいたのは、毎日の患者と少し違うところがある、と気付くことができたからであり、

気付くためには患者の周囲を広く知ろうとしていたからだと思っています。

患者を知るためには、その時だけを知るだけでなく、環境やそれ以前の事まで広く深く知ることが大切であると

学びました。知るための視点には、知識が必要だと思うので、これからの学習に精進していきたいです。

今回の実習ではたくさんの事を学ぶことができました!!また、今後の課題に気付く事ができ、

自分を見つめなおすことができる良い機会となりました。

最後に、このような状況下でも病棟での実習を受け入れてくださった病院の皆様、

実習を行えるように調整してくださった先生方に感謝し、

今回学んだことをこれからの学校生活や次の実習に活かしていきたいと思います 🙂  🙂