トレーニングセンターを終えて
2018.12.17
こんにちは!広報委員です!!
10月18日に宍粟市生涯学習センター学遊館でトレーニングセンターを行いました。
トレーニングセンターでは、地震により多数の傷病者が発生したという想定で、傷病者役の1年生を救護者役の2年生が救助するという訓練でした。
今回は2年生と1年生にトレーニングセンターの感想を聞きたいと思います。
まず、救護者役をした2年生!!
私たちは、1年生の時に傷病者役を経験し感じたことをもとに、事前準備を行いました。救護所の設営場所や資機材の配置、各エリアごとの連携体勢などを何度も時間をかけてクラスみんなで話し合いをしました。
トレーニングセンター当日は、話し合ったことをもとに、各々準備してきたことも踏まえて訓練に臨みました。
緑エリア(軽症群)では、次々に運ばれてくる傷病者に対して、必ず全員処置を行うことを伝えたり、痛みだけでなく困っていることはないか、寒くはないかなど1つ1つ丁寧に声をかけるように心がけました。
黄色エリア(中等症群)では、傷病者とともに付き添いで来られた家族の方にも目を向け、どのような処置を行うのか、少しでも安心していただけるように丁寧な説明を心掛けました。
赤エリア(重症群)では、意識の無い傷病者の方が運ばれて来ました。その方たちに対して声かけだけでなく、手を握ったりすることで傷病者の方に寄り添うことを大切にしました。職種をこえて連携を行うために、それぞれが声を出し合い、協力しました。
全体的に事前準備の段階では上手くいかなかったことも、本番ではできたり、実際に行ってみて改善しなければいけないところが見つかったりと学びが大きかったです。
学生の立場で災害救護訓練という貴重な経験をすることができたのは、赤十字の学生であったからであり、この経験を今後の看護の場で活かしていきたいと思います。
傷病者役をした1年生です。
初めてのトラウマメイクだったので、怪我のリアル感を出すことや傷モデルと皮膚の境目をぼかすことが難しかったです。血液の色に近づけることが難しく、血のりを作ることに苦戦しました。当日は、クラス全員で協力してトラウマメイクを行うことが出来ました。
傷病者役を実際にしてみることで、傷病者の立場に立ち、気持ちを理解することが出来ました。具体的には、搬送を待っている時間は長く不安な気持ちが続きましたが、看護師役の方が「痛くないですか。」などと目線を合わせて優しく声をかけて下さいました。傷病者の方の気持ちに寄り添った声かけなどをして下さったことが、傷病者役の私たちの安心感につながりました。
処置の際には丁寧かつ迅速な動作で処置をしてくださいました。先輩方の技術を見て、私達も来年傷病者の方に適切な処置ができるように、技術を磨いていきたいと思います。
今年体験した、傷病者の気持ちを忘れずに来年の傷病者が安心してもらえるような救護活動を行いたいです。
以上広報委員の2年生と1年生でした。