看護学校からのお知らせ

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127回生入学式 学校長式辞

4月4日金曜日  127回生の入学式を挙行しました。

学校長式辞   

学校長 岡田 裕之

本日は42名の新入生の皆様、入学誠におめでとうございます。心から歓迎いたします。保護者の方々もさぞお喜びのことと思います。お祝いを申し上げます。
また本日は年度初めの大変お忙しい時期にもかかわらず姫路市長 清元秀泰先生はじめ、10名のご来賓の方々にご列席いただいています。誠に有難うございます。学生・職員を代表してお礼申し上げます。

さて、本校は明治42年創立の100年を越す歴史ある看護専門学校です。卒業生のみなさんは国内外で幅広く活躍されています。本日お集まりの3名の各赤十字病院の看護部長さんも本校の卒業生でみなさんの先輩です。
また看護師として世界最高の栄誉であるフローレンス・ナイチンゲール記章を本校の卒業生が8名受章されています。記憶に新しいところでは一昨年、現在、姫路赤十字病院看護副部長である高原美貴さんが受章されました。
そして身近なこととしては看護師国家試験では今回も含め18年連続全員合格を果たしています。

みなさんはこれから看護師を目指して学ぶことになりますが、赤十字社の看護専門学校で学ぶという自覚を持っていただきたいと思います。
赤十字が最も大切にしている理念があります。人の道と書いて「人道」です。
病気や障害、災害などに遭遇した人たちの苦しみを和らげ、どのような状況にあっても人間の命と健康と尊厳を守るために行動しようと努力し続けること、それが赤十字の「人道」の理念です。
学校生活の中でこの事をしっかり学んでいただければと思います。

また、赤十字の大きな使命として国内外の災害救護があります。これまでも阪神淡路大震災、東日本大震災などに救護班を派遣しました。そして昨年の能登半島地震の際には姫路赤十字病院の各職種からなる救護班41名が順次現地に赴きました。
国際救援も同様です。最近ではトルコ・シリア地震の救援にみなさんの先輩である看護師が派遣されています。

さて最近の医療現場は、めまぐるしく進歩し、看護の役割が広がり、看護師に求められる事も多岐にわたるようになってきています。さらに医師の指導のもとに医師の業務を代行する特定看護師も増えてきています。姫路赤十字病院は特定看護師研修指定病院であり現在39名の看護師が資格を持っており、これは全国の赤十字病院91 病院の中でもダントツに多い人数です。例えば外科手術の際の全身麻酔業務を行う資格を持った特定看護師も実際業務に当たっています。
このように医療において看護師の役割は非常に大きなウエイトを占めています。
そのため看護師には専門知識、高度な技術、そして人を思いやる心のやさしさの3つの要素が不可欠です。
その三つを意識して学び続けてください。

もうひとつ重要なことがあります。それはコミュニケーション力です。患者さんとのコミュニケーションはもちろんですが、最近はチーム医療と言って医師、看護師、技師、薬剤師など多くの専門家が多職種連携で情報共有をしながら、それぞれの専門領域を生かしながら役割をはたしていくチーム医療が主体になってきています。
共にチーム医療を行っていく他の職種のメンバーとの情報交換においてコミュニケーション力は重要な要素です。しっかりと磨いてください。コミュニケーションの始まりは朝の挨拶からです。まずは先生、クラスメートとみんなで元気な挨拶を交わしてください。

クラスメートとは、これから友達になって親しくなって、楽しいこと、勉強のことで助け合ったり、苦労を分かち合う間柄になっていくわけです。この出会いを大事にして友情を育んでいってください。さらに、この関係は学生生活3年間だけではないことが多いです。みなさんのうち約9割の人たちが隣の姫路赤十字病院に就職します。今のクラスメートとの友達関係は看護師になってからも続くことになります。先輩のクラス、将来的には後輩のクラスも同様です。学生時代からの知り合いというのは将来的にも非常に大きな心の支えになるものです。ぜひ支え合える友達を作って、そしてその関係を大事にしてください。
皆さんの年頃は多感で色々な悩みを抱えることもあるかもしれません。そういう時は一人で抱えこまずにご家族にそして友達に相談してください。遠慮なく先生にも相談してください。副学校長はじめ先生方、事務スタッフの方々は、みなさん親身になってあなた方のことを考えてくれます。どうぞ頼りにしてください。

そして学校の勉強はもちろんですが興味を持ったいろいろなことに取り組んで、また学んでください。将来的な医療人としてどのようなことが必要かということを国内、国外の情勢も見極めながら自分で考えながら学んでほしいと思います。