領域別実習が5クール目まで終了しました!
2020.08.07
こんにちは! 広報委員の3年生です!
8月3日、官報により第110回看護師国家試験の日程が2月14日と発表されました。 実習もありますが、計画的に国家試験に向けた勉強も行っていきましょう!
さて、3年生は6・7月に領域別実習の4・5クール目と、新型コロナウイルスの影響で在宅実習となった3クール目の補足実習がありました。普段の実習形態とは異なりましたが、このような状況下でも多くの学びを得る事が出来ました。今回のブログでは、実習での学びを載せていきたいと思います。
4クールで外科病棟実習だったAさん
私は6月の実習で直腸がんにより直腸切除術、人工肛門造設術を受けた患者さんを受け持たせていただきました。患者さんが人工肛門を受容する過程の中で、一進一退する様子が見られ、どのように関わればよいのか迷うこともありました。しかし、「焦らない 急がない」とアドバイスをいただいて、患者さんが自分のペースで受容を進められるように関わることの大切さを学びました。最初はストーマを見ることもできなかった患者さんが、少しずつ前向きになっていく患者さんの様子を見て、患者さんの受容過程に合わせた関わりを行うことの大切さを強く実感し、そのような患者さんの姿に自分自身がとても支えられた実習になりました。 そして、今回の実習は、今までは当たり前のように感じていた患者さんのベッドサイドに行き、看護を行わせてもらうことのありがたさを改めて実感できた実習でした。目の前に患者さんがいて、実際に患者さんの表情を見てお話ができることで、自宅での実習では考えることが難しかった患者さんが抱える思いについて深く考えられたと感じます。私たちが実習を受けられる環境を整えてくださった病棟のスタッフの方々や先生方、受け持たせていただいた患者さんに感謝して、今後の実習も頑張っていきたいと思います。
補足実習で混合病棟実習だったBさん
私は、今回、補足実習で混合病棟に実習に行かせていただきました。学内実習の時は、脳神経外科疾患をじっくり解剖から勉強する時間を作ることができたため、とても学習を深められました。しかし、事例を読んで患者理解をすることや、どんな援助が必要なのかを私自身の頭の中でしかイメージすることしかできませんでした。また、患者と直接コミュニケーションもとることができなかったため、患者自身の思いもイメージであり、患者自身がどんな思いがあり、どんなことに困っているのかを考えることが難しかったです。今回、病棟で実習をさせていただいたことで、アセスメントから実際に看護師と評価していただくことで、学習していたことと繋ぎ合わせながら理解することができました。また、患者と直接コミュニケーションをとることで、患者の思いを知ることができたり、それに対する看護師の関わり方なども学ぶことができました。2日間という短い実習でしたが、学内実習で学習を深めつつ、実際に臨床の場で実習をさせていただいたことで、教科書だけでは学ぶことのできないこともたくさん学ぶことができました。この学びを今後の実習にも活かして頑張りたいと思います。
続いて内科病棟実習だったCさん
今回、2日間という短い期間ではありましたが、実際に患者さんを観察して、思いを聴いて、感じたことをアセスメントすることで学びにつながることをとても強く実感しました。私は、内科病棟に行かせていただきました。化学療法や輸血を行う際には、必ず看護師同士でダブルチェックを行って間違いがないか確認したり、行う前と後の患者さんのバイタルサインに変化はないかといった観察をします。また、血液疾患を持つ患者さんは特に、病状が目に見えて良い方向へと進んでいっているのが分かりにくく、その分不安も大きいと思います。そのような不安に対しては、どんな小さなことでも良くなっていることを医療者から伝えたり、一緒に検査データを確認したりすることで少しでも患者さんが安心できるように寄り添った関わり方をされていることも学ぶことができました。 今回、実際に患者さんと関わることで、自宅実習の際に学習した化学療法や輸血の観察点、転倒転落リスク・出血傾向にある患者への関わり、不安のある患者への関わりなどを結びつけることができました。また、実際に関わらないと見えない部分やアセスメントにつなげることが難しい部分があるということも強く感じました。多くの人の協力があっての実習であること、感謝の気持ちを忘れず、これからも実習を通して、自分自身の成長につなげていくことができるように頑張っていきたいと思います。
実際の患者さんとの関わりや補足実習を通して、改めて病棟で実習を行えるありがたさを感じたり、直接的な患者さんとの関わりから学べた事も多くありました。今回の学びや感じた事を後期の実習にも活かして、それぞれが目指す看護師像に向けて頑張っていきましょう!