思いをエネルギーに
2020.06.14
ご自分の監督作で助監督2人を怒鳴りつけた時に、スタッフの一人が「あの2人はどうしようもない助監督だと思います。でも○○さんはそういう人にも怒鳴る人じゃなかったはずです」と言われたことがあるそうです。それ以来、感情的になりそうなとき、いつもそのスタッフの言葉を思い出すそうですが、監督としては、リーダーシップというより、常に周りを感じながらリズムをつくって皆を動かしていくように工夫することが必要と思い返し、すぐに2人に謝りに行ったそうです。
いろいろな人が集まる映画づくりの現場では、どれだけ意見を交わしても価値観の違いはどうしても超えられないし、譲り合わないと作品はつくれない。「この現場は最低だ。」って思っていたら心が沈むだけだし、何とかして楽しむ方に変えていく力を持っていたいと…。
どのような世界でも同じかもしれません。最低なことも体感しておかないと、本当に大切なことは分からない…。
憧れや理想を持つことは大事ですが、「こうありたい」と思っていてもなかなかそうはいかない。人生って「こんなはずじゃなかった」ということがほとんど…。
だから、その思いをエネルギーにするしかない「いくつになっても、いっぱい傷ついた方がいい。」と語っています。
ユニークな俳優 Tさんの経験からの語り
皆さんはどう考えますか? 日々の学習、課題、臨地実習、就職試験…
悩んだり、迷ったり、落ち込んだりする日々ですが、嬉しいこと、楽しいことも沢山経験しているはず。
患者さんも医療従事者も皆さんが看護師になることを楽しみにしておられます。
「○○な看護師になる」理想とする思いをエネルギーにして、日々の状況を楽しみに変える力を育てていきましょう。
明日に続きます。