七夕で願い事
2020.07.06
七夕に願い事を短冊に書いて竹笹に飾る風習は、以下の経緯があるようです。
1.中国の行事「乞巧奠」にて織姫にあやかって裁縫の上達を祈願した
2.日本に伝わり、和歌や習字などの芸事の上達を祈願して願い事を短冊に書いた
3.何でも願い事を書いても良いという風潮になった
何故、竹笹に願い事を飾るのでしょう?
竹は冬の寒さにも負けず、真っ直ぐ育つ生命力が備わっていることから、昔から神聖な力が宿っていると信じられていて、あらゆる神事に使われていたことから。また、竹には空洞あり、そこには神が宿ると…!このように、神聖視されていた竹だからこそ、願い事を飾るのに用いられてきたようですね。
五色の短冊の意味は?
短冊は「赤・青・黄・白・黒(紫)」の五色を使うのが一般的なようですが、これは、乞巧奠で飾られていた五色の糸が元になっていて、それが日本で和歌を飾るのにあたって短冊に変わったのですね。
ちなみに、五色について、それぞれ以下の意味があります。
青は、樹木の成長、赤は、光り輝く炎、黄は、植物の発芽、白は、鉱物・金属、黒は、和泉から湧き出る水をそれぞれ象徴しているそうです。
また、七夕飾りには、紙衣は裁縫の上達、巾着は金運、投網は豊漁、屑籠は整理整頓、吹き流しは機織の上達、千羽鶴は長寿に思いを馳せているのですね。
文化委員の皆さんは、どのような思いを込めてショーケースを作ってくれたのでしょうね。
7月7日の七夕に皆さんはどのような願いをするのでしょう。
今年はCOVID-19の影響を受けて、病院内の七夕飾りは控えているようです。
皆さんの平和への想いは、病院内にも世界中にも届けばよいなと願っています。
毎月、ショーケースの展示作成ありがとうございます。毎回、季節を感じ、癒されています。