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レンゲやシロツメグサに癒されます

image1 (5)4月~5月は田植え前の田園のレンゲやシロツメグサに癒されています。

5月に入り、田んぼが耕され始めてレンゲの姿もなくなってきました。シロツメグサが田んぼ一面を満たしていたのですが、どのような効果があるのか調べてみました。 

 シロツメクサはただ雑草として排除するだけでなく、その特性を利用して、野菜づくりにも生かすことができるようですね。

利用法① 緑肥作物として土を肥やす

利用法② グランドカバープランツとして他の雑草が生えるのを防ぐ

利用法③ 天敵を呼び寄せて害虫対策

 

利用法① 緑肥作物として土を肥やす

 

シロツメクサを始めとするマメ科植物は、根粒菌と呼ばれる微生物が根の中や周囲にいて、共生しています。根を抜いてみると、根の周りに小さな丸い粒が見られ根粒菌のコロニーになります。この根粒菌は空気中からの窒素を取り込み、マメ科植物に栄養として供給する働きをしています。通常植物は土からしか窒素を吸収できませんが、マメ科はこの根粒菌と共生していることによって、空気中からも窒素を吸収できるのですね。そのためマメ科植物は痩せた土地でも育ちやすいそうです。

 

⇒この辺りは「生物基礎」で入学試験に出た問題ですね。受験生の方はチェックポイントです。

 

春先の田んぼではピンク色の花が咲いている景色が見られることがありますが、このレンゲソウもマメ科の植物であり、田んぼに窒素を補給するために農家が意図的にタネをまいて土を肥やしているのですね。

 

利用法② グランドカバープランツとして他の雑草が生えるのを防ぐ

 

シロツメクサのランナーで横に広がる習性を生かして、シロツメクサを地表面に広げて繁殖させ、他の雑草が生えないようにするという方法です。このように地表面を覆う目的で使用する植物をグランドカバープランツと言うそうです。雑草が生えるのを防ぐ効果以外にも、土壌流出や地温の変化を和らげる効果、保湿効果なども期待できるのですね。

 

利用法③ 天敵を呼び寄せて害虫対策

 

シロツメクサを意図的に畑に植えることで、土着の天敵を増やそうとする研究も行われています。シロツメクサを植えることで、アブラムシ類やアザミウマ類、ハダニ類などの害虫の天敵と言われるヒメハナカメムシ類やヒラタアブ類、テントウムシ類、寄生蜂類、クモ類などが増えると言われているそうです。

 

シロツメクサは排除せずに利用しよう

 

シロツメクサは背丈が高くならないため、野菜の生育の邪魔にならないばかりか、さまざまな有効利用が可能なのですね。

植物も色々な役割を担って、そこに存在していることがわかって納得しました。

私達もきっとそうですよね。

お天気の良い日は散歩に出かけて自然と会話してみるものいいですね。