2023年度入職 Yさん
はじめまして。研修医2年目のYと申します。
私からは、選択診療科である形成外科での研修について紹介させていただきます。
当院の形成外科の研修では、手術業務、病棟業務、救急外来での対応など幅広い研修を行うことができます。手術では、全身麻酔科下での手術から日帰りの局所麻酔下手術まで多岐に渡り、私は1か月の研修中に小児の先天異常手術・顔面骨骨折整復術・眼瞼下垂手術・皮膚腫瘍摘出術など様々な分野の症例を経験することができました。比較的簡単な手術であれば第一助手として手術に参加させていただき、先生方の高い技術を間近で見て学ぶことができます。また傷の縫合の仕方についても、状況に応じた縫い方・糸の選び方・傷をきれいにするコツなど詳しく教えていただき、豊富な実践機会をいただけるため、外科志望だけでなく将来どの診療科に進む人でも役立つ研修となっています。実際、今年の2年目研修医は14人中8人と半数以上がローテーションに形成外科を選択しています。
病棟業務では、主に術後の処置を行っています。毎日朝9時ごろから病棟へ行き、術後の傷の状態確認、抜糸、ガーゼ交換などを行います。他科から往診依頼があった時は、その病棟まで出向き、主担当科の先生方と連携して診療に当たっています。また、形成外科では褥瘡や足壊疽の管理も行っており、対応の仕方を学ぶことができます。特に褥瘡はどの診療科でも診る可能性の高い疾患であるため、とても勉強になりました。
救急外来業務では、緊急の外傷や熱傷などの救急受診に対しての診療を学ぶことができます。処置が必要な場合は、先生方の指導のもと研修医も主体的に処置を行わせていただくことができ、創部に合わせた軟膏の選び方なども教えていただきました。
また臨床の場以外でも、マイクロサージャリーの練習機械を使って2mmの血管吻合の模擬練習をさせていただくなど、様々な経験ができとても楽しく充実した研修でした。当院形成外科での研修は外科志望の人はもちろん、どの診療科に進む人であっても学びの多い、将来に役立つ研修になると思います。
姫路赤十字病院は先生方も他の医療スタッフの皆様も優しく教育熱心な方ばかりで、とても温かい環境で研修生活を送らせていただいています。初期研修先にこの病院を選んで本当によかったと思っているので、興味のある方はぜひ見学に来ていただきたいです。研修医一同、心よりお待ちしております!