キービジュアル

2024年度入職 Gさん

2024年度入職 Gさん

初めまして。

初期研修医2年目のGと申します。

私は現在、姫路赤十字病院を離れ、高岡病院で精神科研修をさせていただいているので、そのことについてお話ししたいと思います。

初期研修医が行う2年間のローテーションの中で、1ヶ月間の精神科研修は必修となっています。当院には精神科がないので、当院から東に2km程のところにある高岡病院で精神科研修をさせていただきます。

高岡病院は西播磨の精神科医療を担う病院で、通常の精神科医療をはじめとして、児童・思春期医療、認知症医療など幅広い精神科医療を行っています。

主な研修医の業務としては担当となった気分障害、統合失調症、認知症の患者さんの毎日の診察、外来での初診患者さんの問診、外来の陪席、姫路日赤で行われるリエゾンへの参加などがあります。

精神科の患者さんは幻覚や妄想により興奮状態となっている方、抑うつで食事や内服ができない方、緘黙症で全く話せない方など疾患が同じであっても症状は多種多様で、コミュニケーションを取ること、そして信頼関係を築くことが、普段以上に難しいと研修を通して改めて実感しました。

その中で、精神科の先生方は話す内容だけでなく話し方や表情、視線から患者さんの症状や感情を読み取り、的確な質問によって診断、治療を行っておられて、先生方の診察を見せていただくのは非常に勉強になりました。

また精神科の患者さんにおいては疾患の治療だけでなく、生活環境の調整や社会復帰のための就労支援など退院後の生活も見据えた長期的な支援が必要となります。ガイドラインに当てはめた治療を行うだけでなく、先生方が他職種の方、行政の方などと相談しながら、それぞれの患者さんに最もあった治療、支援を考えられているのをみて、改めて患者さん第一の医療を行うことの大切さを感じることができました。

今回は精神科のことをお話しさせていただきましたが、どの診療科も先生方、コメディカルの方が非常に優しく、丁寧に指導してくださるので日々充実した研修生活を送ることができています。

当院に興味のある方はぜひ一度見学に来てくださると嬉しいです!