2022年度入職 Sさん
2022年11月18日
初期研修医1年目のSと申します。 この度、第109回日本消化器内視鏡学会において研修医に贈られるFresh Endoscopist Awardをいただきましたので、ご報告させていただきます。
発表に至る経緯としましては、私が消化器内科で研修していた際に、「一度学会で発表してみてはどうか」とご提案いただいたことでした。それまでは学会発表の経験などなく、不安も大きかったのですが、「人生何事も経験」ということで、思い切って参加してみました。
学会発表にあたっては、指導医の先生をはじめ通常業務で大変お忙しいにも関わらず、消化器内科の先生方が総力を挙げて抄録の書き方から、スライド作成や発表練習まで手厚くサポートしてくださり、本番に向けて周到に準備できたおかげです。そのため、本番においても緊張しすぎることもなく、無事に終えることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
今回このような賞をいただけたことは、今後の人生においての励みになるとともに、より一層身が引き締まる思いであります。今後も精進して参ります。
今回の指導医 筑木先生よりコメント
2022年11月5日に開催された第109回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会において、初期研修医1年目のS先生が若手研究者奨励賞 (Fresh Endoscopist Award)という名誉ある賞を受賞しました。今回の発表は私が直接指導しましたのでコメントをさせていただきます。
本学会では、医学部卒後2年以内の研修医が発表するセッション(Fresh Endoscopist Session)において、優秀な演者1~2名が選出され表彰されます。選考方法については、事前に提出された演題の抄録だけではなく当日の演者のプレゼンテーションや質疑応答を座長の先生が評価して投票することで受賞者が決まります。今回S先生は、初期研修医21名の中から選出されました。
学会発表までには消化器内科のカンファレンスで学会練習を3回行い、院長先生をはじめ諸先生方から様々な助言をいただくことでスライドや発表内容の完成度を高めることができました。また、S先生も当日の質問に備えて多数の関連論文を読み込んでいました。その甲斐もあり、当日は初めての学会発表とは思えないような素晴らしいものになり、質疑にも堂々とこたえていました。S先生には、この受賞の経験を励みにして更なる活躍を期待しています。また、私としては他の研修医や修練医の先生方にも優秀な学会発表などができるように、今後も指導・支援をしていきたいと思います。
最後に本発表に関わっていただいた諸先生方にこの場をお借りして心より感謝を申し上げます。
第三消化器科部長 兼 研修副センター長 筑木 隆雄