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2023年度入職 Mさん

2023年度入職 Mさん

こんにちは、姫路日赤研修医二年目のMと申します。

私からは6月の選択研修でローテートさせていただいている放射線科について説明させていただこうと思います。

当院の放射線科研修は主に月曜日に放射線治療の見学、火曜日にIVRの処置、水曜日から金曜日は読影を行うという流れとなっています。

私は将来腎臓内科を志望しており、直接的に進路に放射線科が大きく関係してくるという訳ではないのですが、内科医として働く以上、どうしても夜間の当直などでCTの読影を自力で行わなければならない場面が発生するため選択することにしました。

いざ研修してみると、これまでの自身のCTの読影方法がいかに改善の余地があるのかを実感しています。上級医の先生方はこれまでに当院に来院された急性腹症の患者様の症例など夜間救急で遭遇する可能性が高い症例を中心に様々な症例を読影させてくださいます。

1日に数十例もの読影をこなしていく中で徐々にではありますが、自身の読影能力が上がっていくことを実感できると思います。

そして、例えば研修医の多くが苦手とするであろう腸閉塞の閉塞機転の同定方法など、教科書には書かれていない常に読影の最前線に立たれている先生方ならではの読影のコツなどを伝授してくださいます。

今回研修させていただく中で、急性腹症で来院された患者様のCTを正確に読影し、夜間に緊急の外科的処置がいるのか、それとも経過観察で大丈夫かを判断するのはどうしてもまとまった研修期間が必要だと実感し、選択して本当に良かったと心から思っております。

当院での初期研修を考えており、将来全科当直に関わる可能性がある皆さん、ぜひ選択研修の選択肢の一つに放射線科を考えてみてください。