新専門医研修制度

内科専門研修プログラム

研修プログラム姫路赤十字病院内科専門研修プログラム 2018年度

研修の概要姫路赤十字病院内科専門研修プログラム概要 2018年度

内科専門研修プログラムの概要

多岐にわたる専門内科で幅広く研修できるうえに、それぞれのサブスペシャルティ専門医による質の高い指導を受けることができます。また、專攻医のキャリプランに沿った研修プログラムを設定し、専攻医のニーズに合わせて、柔軟に対応致します。

主担当医として「研修手帳(疾患群項目表)」に定める全70疾患群、200症例以上経験することを目標とします。

研修計画
全70疾患群、200症例以上経験することを目標として研修します。

サブスペシャルティ開始時期に応じたタイプ分けを用意しています。

  1. 内科標準研修タイプ:特定臓器、診療科に偏らず、満遍なく、内科全般を研修する
  2. サブスペシャルティ重点研修タイプ:サブスペシャルティの研修に比重を置く期間を設ける
内科標準研修タイプ

特定臓器、診療科に偏らず、満遍なく、内科全般を研修する

○1年目 :特定臓器・診療科に偏らず、満遍なく、7領域(ないし希望領域)をローテーションします。

○3年目 :経験不足症例を補完します。 内科全般(総合内科)、希望診療科のローテーション、サブスペシャルティ専門研修の開始など、キャリプランに応じた研修プログラムを設定します。

サブスペシャルティ重点研修タイプ

サブスペシャルティの研修に比重を置くタイプ

サブスペシャルティ研修を前倒しで開始します。

研修する診療科を絞り、サブスペシャルティ研修に早くから取り組みます。

開始時期は、相談の上、決定いたします。

  • サブスペシャルティ領域:消化器、循環器、呼吸器、血液、腎臓、肝臓、糖尿病、内分泌、リウマチ、アレルギー
  • 救急領域:各領域研修中の救急疾患診療に加えて、平日1~2コマを救急診療を担当します。
2年目 :地域研修

連携施設での研修:連携施設12施設から、1施設に3ないし6ヶ月間を目安に選定します。

指導

指導医は 24 名で、そのうち総合内科専門医は15名です。

サブスペシャルティ専門医による指導は、幅広く、詳しく、丁寧に指導します。

医療倫理・医療安全・感染対策講習会を定期的に開催し、専攻医には参加を義務付けています。

CPC を定期的に開催しています(2017年度実績 6 回)。

JMECCを年に1回開催し、専攻医には参加を促しています。

学術活動

臨床研究に必要な図書室を整備しています。

医中誌、PubMed、Cochrane Library、DynaMed、UpToDate、今日の診療、ジャーナル(和雑誌108誌、洋雑誌81誌購読)を取り揃えています。

UpToDate anywhereで、いつでも、どこでも、何時間でもUpToDateを利用できます。

日本内科学会総会や地方会での発表(2017年度9演題)や日本赤十字社 学術総会での発表(2017年度実績2演題)など、学術活動を積極的行っています。

サブスペシャルティ領域でも積極的に発表しています(2017年度 18 演題)。

連携施設群

内科領域では、多岐にわたる疾患群を経験するための研修は必須です。

急性期病院や単診療科専門病院での救急研修、高度医療研修や小規模病院での地域に根ざした診療を経験することにより、コモンディジーズの診療から多数疾患・複雑疾患患者の診療などにより、キャリアプラン達成に十分な経験を積むことができます。

そのために姫路赤十字病院内にとどまらず幅広い連携施設群のなかから研修先を選定出来ます。

総合病院 単科病院、小規模病院
姫路市内 姫路医療センター 県立姫路循環器病センター
姫路聖マリア病院 姫路中央病院
製鉄記念広畑病院 井野病院
ツカザキ病院 綱島会 厚生病院
兵庫県内 神戸赤十字病院
岡山県 岡山大学病院
倉敷中央病院
岡山赤十字病院
大阪府 国立循環器病センター
当プログラムでは、姫路赤十字病院内での研修を補完し、さらに発展させることを目的としています。
  • 循環器系:倉敷中央病院、国立循環器病センター、兵庫県立姫路循環器病センター
  • 呼吸器系:姫路医療センター、神戸赤十字病院
  • 神経系:姫路中央病院、兵庫県立姫路循環器病センター、国立循環器病センター
  • 糖・代謝系:兵庫県立姫路循環器病センタ-、倉敷中央病院
  • 内分泌系:倉敷中央病院
  • 救急系:神戸赤十字病院、倉敷中央病院
  • 在宅医療:井野病院、厚生病院
  • 全般的な高次機能:岡山大学病院、倉敷中央病院、岡山赤十字病院

それぞれの施設の強みを活かした研修を行います。

施設選定については、内科専攻医のご希望に沿える様に連携施設合同会議にて調整します。

姫路赤十字病院内科専門研修施設群研修施設

病院 病床数 内科系病床数 内科系診療科数 内科指導医数 総合内科専門医数 内科剖検数
基幹施設 姫路赤十字病院 560 162 8 24 18 12
姫路医療センター 430 183 7 17 13 10
姫路聖マリア病院 360 110 2 5 5 4
製鐵記念広畑病院 362 60 7 5 2 3
ツカザキ病院 201 76 4 7 4 2
姫路循環器病センター 350 165 3 17 13 1
姫路中央病院 235 45 2 2 1 4
井野病院 100 70 7 4 2 0
厚生病院 148 148 1 6 2 0
神戸赤十字病院 310 128 7 12 8 13
倉敷中央病院 1161 491 10 48 39 23
岡山大学病院 805 238 6 65 45 12
国立循環器病センター 612 370 10 44 18 24
岡山赤十字病院 500 194 11 26 19 10
研修施設合計 6,134 2,440 85 282 189 118

各研修施設の概要

(当院平成30年7月現在、他院は平成 29 年2 月現在 、 剖検数:平成 27年度)

研修可能性を 3 段階 ( ○、△、× ) に評価。〈 〇:研修できる、△:時に経験できる、×:ほとんど経験できない。〉

病院 総合内科 消化器 循環器 内分泌 代謝 腎臓 呼吸器 血液 神経 アレルギー 膠原病 感染症 救急
姫路赤十字病院
姫路医療センター
姫路聖マリア病院
製鐵記念広畑病院 × × × × ×
ツカザキ病院
姫路循環器病センター × × × × × × × ×
姫路中央病院 × × × × × × × × ×
井野病院
厚生病院 × × × × ×
神戸赤十字病院
岡山大学病院
倉敷中央病院
国立循環器病センター × × × × × × × ×
岡山赤十字病院