セミオープン

Perinatal Medical Center

産科セミオープンシステムとは

産科セミオープンシステムとは、

「妊婦健診は通院が便利な近くのクリニックや産院で行い、
分娩は設備の整った分娩施設で行うこと」

をコンセプトに作られたシステムです。
産科セミオープンシステムでは、妊婦健診協力施設と分娩施設の役割を明確にし、連携体制を構築するとともに、その連携調整を行います。
妊婦健診協力施設と分娩施設の間で妊婦情報を共有するために共通診療ノートを作成しました。

産科セミオープンシステムの流れ

  • 妊娠の確認

    妊婦健診協力施設を受診します。
    妊娠が確定すると、「共通診療ノート」が配布されます。

  • 妊娠8~10週

    初診のあとの診察は、妊婦健診協力施設の指示に従います。
    分娩予定日が決定するまで(妊娠8~10週頃)は妊婦健診協力施設を受診します。
    予定日が決定したら、近くの保健センターや市役所で母子健康手帳などを受け取りましょう。

  • 妊娠12週までに

    妊婦健診協力施設の指示により、妊娠12週までに「共通診療ノート」と母子手帳などを持参し、分娩施設(姫路赤十字病院)を受診します。そこで、必要な検査を受け、分娩予約を行います。
    初期検査は妊婦健診協力施設または分娩施設(姫路赤十字病院)で行います。

  • 妊娠13~33週

    妊娠18~21週と妊娠29~30週は、分娩施設(姫路赤十字病院)で健診と胎児スクリーニング検査を受けます。
    上記の週数以外の健診は、妊婦健診協力施設で健診を受けます。
    必要な検査は、適宜妊婦健診協力施設または分娩施設(姫路赤十字病院)で行います。

  • 妊娠34週以降

    妊娠34週~分娩までは、分娩施設(姫路赤十字病院)で健診を受けます。
    妊婦健診協力施設からの紹介状は不要です。

  • 産婦人科医師がハイリスクと診断した場合は、この限りではありませんので、医師の指示に従って下さい。

産科セミオープンシステムの仕組み

  • 34週以前に異常があった場合、まずは「妊婦健診協力施設」を受診し、指示を受けて下さい。夜間・休日など「妊婦健診協力施設」が対応できない場合は、姫路赤十字病院へお問い合わせ下さい。