妊婦健診

Perinatal Medical Center

当院では担当の先生が妊娠期間中の妊婦健診を継続して担当しています。
毎回同じ医師という安心感で様々な相談をされる妊婦さんもたくさんいらっしゃいます。
健診ではお腹からの超音波検査をおこない、赤ちゃんの心拍数や体重を確認します。
追加料金なしで4Dエコーも行っているのでタイミングが合えばかわいい赤ちゃんのお顔をみることもできます。
健診はパパも入って、エコーを一緒に見ていただくこともできます。

胎児スクリーニング検査の実施

当院では妊婦健診時に医師による経腹超音波検査を(追加料金なしで4Dエコーも)おこなっています。それとは別に、妊娠中期・後期に1回ずつ、胎児スクリーニング検査をおこなっています。臨床検査技師による経腹超音波検査であり、胎児や胎盤に異常がないかを更に詳しく検査しています。その結果をもとに必要に応じて治療を行います。

助産師による妊娠期のサポート

妊婦健診時には医師の診察がおこなわれます。
診察の後には、助産師と妊娠時期や妊婦さんの生活に合わせたお話をしたり、自宅での不安なことや、気になったことをできる限り解消できるよう、お話を伺ったりしています。
とても話しやすい助産師が多いと好評です。

小児科医による妊娠中の育児相談
(出生前小児保健指導)

小児科医師や小児科看護師と面談し、生まれてくるお子さんの育児や心配事を妊娠中から相談することができます。少しでも不安を軽減し必要な治療や入院中のイメージができることを目的としています。
お住まいの市町村によっては助成券を利用することができます。

相談事の例

  • 妊婦さん自身に持病があり内服している薬の赤ちゃんへの影響や授乳が可能かどうか知りたい。
  • お腹の赤ちゃんに病気の可能性があり出生後にどのような治療が必要になりそうか知りたい。

薬剤師による面談

現在薬を飲まれている方は出産後に授乳しながらも内服できるかどうかを薬剤師さんに相談することが出来ます。
妊娠22週超えたら内服薬についてお尋ねします。

当院の妊婦健診の流れ

  • 01

    再来受付機に診察券を通します。

    再診受付機を通すと、その日の受診の流れが印刷された用紙が出てきます。
    その用紙の内容に沿って進んでいきます。

  • 02

    中待ち合い奥で血圧、体重を測ります。

  • 03

    受付に診察券・血圧測定用紙を提出します。

  • 04

    尿検査(血液検査)をします。

    自動検尿機に診察券を通し、紙コップを受け取ります。
    中央採血室横のトイレ奥の窓口に提出します。
    (36週以降の方は、診察前に外来または病棟でモニターを行います。)

  • 05

    診察室の前でお待ち下さい。

  • 06

    受付番号が表示されたら、診察室へお入り下さい。

  • 07

    医師の診察後、指導室の前でお待ち下さい。

  • 08

    お名前が呼ばれたら、指導室へお入り下さい。

  • 09

    産婦人科外来受付で診察券をお返しします。

  • 10

    診察券を精算機に通します。

    お支払い明細・次回予約表・薬がある場合は引き換え券が出てきます。

基本的には

受付⇒血圧・体重測定⇒尿検査⇒(モニター)⇒診察⇒保健指導

の流れで行っていきます。
他に検査がある場合は間で検査が入ります。

妊娠中の検査について

ご妊娠おめでとうございます。
当科では母児の健康管理のために数回にわけて下記の項目について血液・尿・細菌検査、子宮頸癌検査(細胞診)、検査技師による2回の超音波胎児スクリーニング検査を行っております。
これらの検査はお母さんと赤ちゃんの健康を守り、安全なお産のために必要な検査です。

時期 検査内容
1.初期
  • 全血算(貧血、血小板数など)
  • 血液型(ABO式、Rh式)
  • 不規則抗体(間接クームス)
  • HCV抗体
  • HBs抗原
  • 梅毒検査
  • HIV抗体
  • 風疹抗体(HI法)
  • HTLV-1抗体
  • トキソプラズマIgG抗体
  • 随時血糖値
  • 尿検査(蛋白、糖、ケトン体など)
  • 子宮腟部細胞診(内診台で行う検査)
2.18~21週

①超音波胎児スクリーニング検査
(18~21週)

  • 全血算(貧血、血小板数など)
  • 肝機能検査(AST、ALT)
  • 腎機能検査(BUN、Cr)
  • 子宮頸管粘液クラミジアPCR(内診台で行う検査)
3.24~28週
  • 50g GCT(糖負荷での血糖値検査)
4.28~30週

②超音波胎児スクリーニング検査
(28~30週)

  • 全血算(貧血、血小板数など)
5.33~37週
  • GBS培養検査(内診台で行う検査)
6.35~36週
  • 全血算(貧血、血小板数など)
  • 不規則抗体(間接クームス)
  • 肝機能検査(AST、ALT)
ほとんど毎回
  • 超音波検査
  • 尿検査(蛋白、糖、ケトン体など)
  • 血圧、体重測定
必要時と36週以降
  • 胎児心拍監視モニター

検査の具体的な目的は、「すくすく」に記載しておりますので内容をご確認ください。
検査結果によっては再検査や追加検査を要することがあります。同意できない項目や、わかりにくい点などがある方は、
検査の実施までに必ずお申し出ください。

  • お電話で検査日の変更や結果の伝達は行っておりません。

姫路赤十字病院 産婦人科(2024.6月時点)