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地域医療研修Medical skills training room

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地域医療研修とは

宮上病院

地域医療研修とは継続性のある外来診療や訪問診療、訪問リハビリ、主治医意見書作成、介護支援専門員との面談、家族の介護力の評価など、包括した医療の担い手としての医師の役割を学びます。 地域医療研修では、地域医療を担う医師の役割、身につけるべき視点や姿勢について学ぶことが大切です。

各研修の様子

各地域での研修に参加された医師からのメッセージをご紹介いたします。

宮上病院 研修医2年目:川口 綾華

宮上病院

こんにちは。研修医2年目の川口です。
私からは徳之島にある宮上病院での地域研修について紹介させていただきます。

徳之島は鹿児島の遥か南にある1周80kmちょっとの小さな島です。2021年には奄美大島と一緒に世界自然遺産に登録されたばかりで今まさに大注目されています!
そんな徳之島には大きな病院は2つしかありません。
その1つである宮上病院は島民の皆さんにとって大切な拠り所となっていて、様々な主訴の患者さんが来院されます。

日赤では一般外来をする機会はなかなかないので、初めは戸惑うことも多かったです。おばあちゃんやおじいちゃんの話を聞いて、どんな処置や薬が必要か悩んだり他の研修医の先生に相談したりしながら毎日なんとか頑張りました。その結果、おぼらだれん(ありがとう)、と言ってもらえてとても嬉しい気持ちになったり。

病棟業務では、抗生剤はいつ終了するか、変更するならどんな薬にすればよいかなど、日赤では上級医の先生の判断に従うだけだったものも、自分一人で判断しなければなりません。ひとつひとつに時間がかかってしまい今までの自分の不勉強ぶりを恨みました。

休みの日は車で島を1周したり、名物の闘牛を見に行ったり、フェリーに乗って与論島へ行ったり大満喫しました。離島に来るのは初めてだったので、全てが新鮮でとても楽しかったです。
これから姫路赤十字病院で研修される方は是非、宮上病院で研修してみてください。
牛にも乗れます!

最後になりますが、とても貴重な経験をさせていただいたこと、この地域研修に関わってくださった研修課の畑さん、宮上病院の宮上院長、黒崎さん、山口さん、スタッフの皆様には深く深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

宮上病院 研修医2年目:川口 綾華

清水赤十字病院 研修医2年目:小丸 貴生

清水赤十字病院は、姫路赤十字病院とは環境の異なる病院であり、たくさんのことを得ることができました。
日々の研修面に関して、一番実感したのが、医療体制の違いです。
清水赤十字病院は、病院の規模も大きくない分、常勤の先生も少なめです。ですので、我々研修医でも、病棟の管理から、救急外来や発熱外来での診察など、多くの貴重な経験をさせていただきました。

では、指導も手厚く、常に上級医の先生が隣にいる状況が多いです。ですので、どうしても自分としては、上級医の先生に任せっきりになってしまっていました。患者さんを1人診察するだけでも、何を聞かないといけないのか、検査は何が必要か、帰宅か入院の判断、投薬などの治療は必要なのか、など考えることがたくさんあります。一つ一つの判断の多くを任せていただき、大変勉強になりました。今後の研修でも自分で考える癖をつけていきたいなと強く感じました。

研修面以外では、関西とは遠く離れた北海道を満喫することができます。ご飯はみんな美味しいですし、自然豊かな場所でリフレッシュしたり、野生の動物に出会ったりもします。1ヶ月の間に北海道のことをたくさん知ることができるのも清水赤十字病院での研修の魅力的な点です。

清水赤十字病院 研修医2年目:小丸 貴生
清水赤十字病院 研修医2年目:小丸 貴生