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スタッフ自身のストーリー

私が看護師になろうと思ったきっかけは、大好きだった祖父の死でした。高校生2年生の頃、祖父が自宅で倒れ、救急車が着く頃にはもう心肺停止でした。取り乱す祖母とともに、私はその場にいたのに、体が震えて何もできませんでした。それ以来、医療の知識があれば、身近な人の命を少しでも守ることにつながるかもしれないと思い、看護師を志すようになりました。

その矢先、東日本大震災が起こりました。被災地で、「日本赤十字社」の文字を背負い、懸命に災害救護をされるスタッフの方を見て心を打たれ、自分も赤十字の病院で働き、いずれは災害救護についても学びたいと思い、この姫路赤十字病院を選びました。

私は、1年目から集中治療室の配属になり、看護や医療についての知識も全くない中、重症の患者さんを看護しなければならず、命を預かる責任に押しつぶされそうになることもありました。毎日必死に勉強してもしても追いつかない、先輩方からも当然厳しい指導を受けることもありました。そんな中でも、病気と頑張って戦っておられる患者さんが少しでも心がほぐれる時間ができればという気持ちで日々看護しています。患者さんが元気になられてICUを退室される、「ありがとう」と言ってもらえたときの嬉しさは、一番近くで患者さんと向き合っている看護師でないと味わえない気持ちだと思います。

院は、地域の医療の要になっている分、毎日ひっきりなしに入院もあり、とても忙しいです。そんな中でも、みんなてきぱきと仕事をこなし、なおかつ患者さんに寄りそう看護をしている姿はとてもかっこいいです。忙しい分、周りが協力してくれることも多く、本当に心強いです。体力面でも精神面でも厳しい環境ではありますが、誰かの命を守ることができる仕事、こんなに「ありがとう」と言ってもらえる仕事は他にないと思います。

私は、3度の育休を頂き、現在はまた集中治療室に所属していますが、今後は看護師になる前から夢だった災害救護、DMATの資格取得もしていきたいと思っています。何年目になっても、次から次にキャリアアップしていけるのも当院の魅力だと思います。また、時短制度なども充実しており、子どもとの時間も大切にしながら、仕事を続けていけるのはとてもありがたいです。

入職を考えている皆様にメッセージ

たくさんの疾患を学びたい方にはとても良い環境だと思います。若いスタッフも多く、どの部署もとても明るく元気な雰囲気で、困った時は知識も技術も優れた先輩方が助けてくれ、とても心強いです。一緒に頑張りましょう。