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oさん

入職年 2007年(16年目)
部署 手術室

資格

  • 2018年 手術期管理チーム
  • 2022年 特定行為 術中麻酔管理パッケージ

スタッフ自身のストーリー

なぜ看護師になったのか

父の闘病から看護の世界へ。私が、看護師を目指すきっかけとなったのは、高校2年生のときに父が病気を患い姫路赤十字病院の脳神経外科に入院したことです。父は、病院とは無縁の健康体でしたが、病気をきっかけに身体的にも精神的にも弱くなっていきました。しかし、私は入院中や自宅で頑張っている父に何もしてあげることができず、そばにいることしかできない自分に対して「このままでいいのか、何かしてあげられることはないのか。」という気持ちでいました。そんな私に声をかけてくけたのが父を担当してくれていたこの病院の看護師さんたちでした。私と父の昔話を聞いてくれたり、私ができることを教えてくれたりと私や家族に寄り添い、声かけやアドバイスをしてもらいました。私はそれまで看護師の仕事についてあまり知らなかったのですが患者である父だけでなく、その周りの家族までケアの対象としている姿をみて、私も同じような看護師になりたいと思いました。また、私の母も看護師をしており、父が闘病する中では、家族の支えになり心強い存在であったことから、さらに看護師を目指す思いが強くなっていきました。

当院の看護部を選んだ理由 1年目のごくろうなど

その後、専門学校での3年間を終え、姫路赤十字病院に入職することができました。そして希望通りの脳神経外科・耳鼻科・口腔外科病棟に配属されました。1年目は、とにかく大変でした。患者さんを目の前にして何をすれば良いのか分からず、勉強も追いつかず多くのことを指導してもらい、患者さんやスタッフに支えてもらいながら過ごしたように思います。病棟で2年経験した後、もっと多くの疾患や治療についての知識を学びたいと思いから、手術室へ異動希望を出しました。

職場の雰囲気・魅力

当院の手術室では、16の診療科が全身麻酔、または局所麻酔で年間約8000件の手術を13室で行っています。手術件数としては、近隣病院のなかでも多い方だと思います。手術件数が多いと業務量が多く多忙ですが、様々なことを経験できる魅力があります。私が手術室へ異動してきた13年前には、開腹や開胸手術といった侵襲の大きな手術が多かったですが、腹腔鏡が中心となり今ではロボット支援手術も導入され、より低侵襲に変化していきました。術式に合わせて看護も見直しも必要であり、他職種を含めた手術体位検討会を開催したり、体温管理を検討したり、手術手技の勉強会を開催したり様々な事を経験できました。また、16の診療科を経験すると器械出し、外回り看護ともにスキルが向上し先を読む力や急変時の対応なども充実し、手術するチームの中心的な役割を担いながら看護することができます。しかし、手術件数が多いと、手術手技を覚えるのが大変だと思われますが、当院では手技所の一部を映像化しており手術前に何度も繰り返し学習できるようにしています。また、経験豊富なスタッフから丁寧な指導やサポートで1人で手術を担当できるようにサポートしてもらえます。

常に働きやすい環境になるように業務改善をおこなっていることも魅力です。
今年度から看護助手への業務のタスクシフトを行い、業務が軽減された時間で、患者訪問にも力を入れていきたいと考えています。術前から患者に寄り添い、術中、術後の経過を看ていくことで、当院の周術期看護を高めていける取り組みをしていきたいと思います。

私自身は、手術看護だけでなく、麻酔に関する知識を深めたいという思いから2018年に周術期管理チームの資格を取得しました。さらにより実践的かつ高度で専門的な知識と技術の取得を目指して、2022年に特定行為として日本麻酔科学会による術中麻酔管理領域パッケージ研修を終了しました。特定行為看護師として、活動していく中で麻酔科医師の麻酔管理に対する考えを理解することでより質の高い手術看護の提供につながり、患者さんが安心して手術を受けられる環境作りの一つになると考えています。

入職を考えている皆様にメッセージ

姫路赤十字病院は、常に自分の知識や技術を高められる環境が整っています。看護師としてキャリヤを形成するための多くの選択肢とチャンスがある病院だと思っています。ぜひ一緒に「働きやすい環境、誇りある職場」を作っていきましょう。

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