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kさん

スタッフ自身のストーリー

看護師になったきっかけ

高校生のときの将来の夢は学校の教員でした。教育学部に行って教員になるのではなく、理学部で最先端の研究を経験するほうが良いのではないかと考え、姫路工業大学(現在は兵庫県立大学 理学部)に進学しました。無事、教員免許を取得したのですが時代は“超”就職氷河期、一般企業への就職は厳しく、教員採用試験もとても狭き門でした。ちょうどその頃、来る日も来る日も英語の論文を読み、機械を相手に実験を繰り返す日々に疲れを感じていました。このままではダメだと感じ、本当に自分のやりたいことは何かと改めて考えました。その時、大学受験の際に看護学部への進学を考えていたことを思い出し、人と関わる仕事がしたいという想いに気づき、一念発起して看護師への道に進みました。

看護師になってから

看護師としてのキャリアは内科・循環器内科の病棟でスタートしました。初めのうちは業務をこなすことに必死でした。しばらくすると、一通りの業務をこなせるようになっていましたが、今思うとこのころは看護をしているとは言えない時期でした。それでも、多くの患者さんと出会い、患者さんと向き合っていく中で、同じ疾患であっても患者さんごとに大切にしていることや生活背景が違うことに気づきました。自分が良いと感じていることも患者さんにとってはそうでないことも少なくありませんでした。このような経験が今の自分の「その人らしさ」を尊重したケアという看護観の基礎になっていると感じています。

認定看護師の道へ

転機となったのは外科病棟への異動です。希望をしていたわけではなかったので、突然の辞令で驚きました。周術期看護への不安が強くありましたが、スキルアップになると前向きに考えました。緊急手術等で感染から離開創となった正中創の管理や、漏れて困っているストーマケアといった困難に遭遇することがしばしばありました。そういった時に、皮膚・排泄ケア認定看護師に相談すると、困っていたことが何もなかったかのように解決することを体験し、創傷管理やストーマケアをについて深く学びたいと強く思うようになり認定看護師過程へ進みました。

看護をしている上で大切にしていること

“看護とは”何かと聞かれると言葉で表現することは難しいと今でも感じています。視点を変えると、病気を治すのは誰でしょうか。私の答えは“患者さん自身”です。医師はもちろん看護師や薬剤師といったすべての職種は患者さんが病気を治す手助けをしているにすぎません。病気を治すのは患者さん自身の力なのです。看護師は多くある職種の中で、患者のいちばん近くでサポートする職種です。看護師は患者さんと向き合い、患者さんの回復力を引きだしたり、その後の人生を共に考えたりします。「その人らしさ」を尊重し一緒に考え、安心した生活が過ごせるようサポートすることを大切にしています。

「看護師さんの顔を見ると安心します。」といった声をかけてもらえることがよくあります。これからも患者さんに安心感を感じてもらえる存在であるよう、他のスタッフと協働したいです。

今後のチャレンジ

創傷管理関連の特定行為研修を修了し、壊死組織の除去や陰圧閉鎖療法ができるようになりました。創傷ケアの必要な患者さんへタイムリーな介入ができるように医師とタスクシェアをしていきたいと考えています。

入職を考えている皆様にメッセージ

当院は急性期病院であり、在院日数は短く、処置も多くはっきりいって業務は多忙です。しかしながら、多くの治療法や処置を経験することができます。悩むことも多く、つらいこともありますが必ず成長できる環境です。

自分の成長、スキルアップにもつながります。ぜひ一緒に働きましょう。

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