MFICU
対応する診療科 | 産婦人科 |
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職場自慢
① 部署の役割と特徴
当院は、播磨姫路医療圏の周産期医療の中核施設であり、MFICU(母体胎児集中治療室)では、365日24時間体制で地域からの母体搬送を受け入れています。産科が主体となり、他の診療科(小児科、内科、麻酔科、循環器科など)と連携しながら、ハイリスク妊婦の管理やハイリスク分娩に対応しています。
患者さん本位の良質で高度な医療の提供と、患者さんとその家族へのインフォームドコンセントやケアプロセスを重視しています。
② 部署が看護をする上で大切にしていること
入院されている妊婦さんは、投薬(子宮収縮抑制薬等)による副作用などの身体の不快症状や、早産の可能性・赤ちゃんの障がいの有無などへの不安、安静を保持しなければならない日常生活上の制約、夫や子どもとの分離など、さまざまな困りごとをかかえておられます。私たちは、入院患者さんの不安な思いに耳を傾け、身体症状の観察をし、患者さんにどのような苦痛や不快症状、不安があるのかを確認していきます。患者さんの入院生活が安心、快適であるように、患者さんの一番身近な存在である看護師・助産師が一人一人の妊婦さんに合わせたあたたかく、きめ細やかなケアを提供するように心がけています。そして、日々部署内でカンファレンスを行い、妊婦さんによりよいケアや統一した関わりが行えるようにしています。
③ 職場づくりや人材育成についての考え方
MFICUでは、スタッフ同士の相互理解が深まることで、より充実したチーム医療が行えるとの考えのもと、コミュニケーションを重視しています。お互いの好きなこと、興味のあることをカードに書いて提示するなど相互理解できる機会を作っています。仕事中は見えなかったお互いの内面を知ることで場が和みます。さまざまな経験層のスタッフが、考えていることを遠慮なく伝え合える職場づくりを目指しています。
人材育成においては、看護師・助産に対し、安全・安楽な看護や助産ケアの提供、妊産婦の意思決定支援が自立して行えるよう、知識・技術の習得などの卒後教育計画を立案しています。また、広い視点で看護、助産ができるように、産科だけでなく様々な領域の看護を経験する教育計画を立て、スキルアップを目指しています。
その他、中堅助産師へは、助産実践能力を維持し個別性のある助産ケアが提供できるように、CLoCMIPレベルⅢ認証制度への申請と認証への支援を行っています。
現在(2024年7月時点)、MFICUでは6名のアドバンス助産師(CLoCMIPレベルⅢ)がおり、より質の高い助産ケアが提供できるように努めています。
ホームページを見た人に一言
私たちは、妊婦さんとご家族の思いを大事に、日々看護を行っています。安心して無事に出産が迎えられるように、そばに寄り添いサポートしています。命の誕生に携わることができる素敵な場所です。一緒に妊婦さんと赤ちゃんを支えるケアを行いましょう。