8階東病棟
対応する診療科 | 血液・腫瘍内科 |
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職場自慢
① 部署の役割と特徴
8階東病棟は血液腫瘍センターです。
主に白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍患者さんが入院され、22床の無菌治療室(クリーンルーム)を有した病棟です。治療のメインは抗癌剤投与や輸血療法になります。厚生労働省の造血幹細胞移植医療体制整備事業、造血幹細胞移植推進地域拠点病院として、大学病院と連携して移植治療を行っています。同種間(家族)移植だけでなく、昨年度は非血縁者間(骨髄バンク)の移植施設としても認定され、2024年度から非血縁者間の移植も行います。病棟には認定HCTC(コーディネーター)として発揮している看護師やLTFU(移植後フォローアップ)の資格を取り、外来に来院されている患者さんにも移植後のフォロアップを行っているスタッフもいます。多職種と連携し、スムーズな移植治療が開始できるように調整し、退院後も継続して介入できる取り組みを行っています。2024年度からは感染管理認定看護師も加わり、より感染予防対策に力を入れています。
② 部署が看護をする上で大切にしていること
入退院を繰り返す患者さんや入院期間が長期に及ぶ患者さんも多くおられます。そのため、一人一人の患者さんと関わる機会が多く、患者さんの性格や大事にしていること、人生観や価値観など知ることができ、より個別性のある看護を提供できることが当病棟の魅力の1つだと思います。入退院を繰り返し、治療を続ける中の揺れ動く気持ちをくみ取り、患者さんやご家族の方に寄り添い看護することを大切にしています。その時々で必要なことを多職種で話し合いながら対応しています。そのため入院時から必要があれば当院のがん専門看護師の介入も行っています。
③ 職場づくりや人材育成についての考え方
以前QC活動で、セル看護提供方式を試行的に取り入れました。現在当院の8東独自の看護提供方式で看護を行っています。看護師の導線を短くし、常に患者のそばで看護ケアや記録を行っています。導線を短くした時間をペア間での相談の時間に変え、リフレクションを行いお互いの看護観を知る機会にしています。化学療法や輸血療法を受けられる患者さんが多くおられるため、忙しい病棟ですがお互いに声を掛けフォローし合っています。また、業務リーダーや師長もラウンドし、その場に参加し学びの場としています。今以上に患者さんが安心して治療を受けられる環境・看護師としても働きやすい職場環境づくりをめざし、今年度も再度QC活動を行っています。
病棟には、特定行為区分 4.感染に係る薬剤投与関連 5.血糖コントロールに係る薬剤投与関連の研修を修了した特定看護師も在籍しており、病棟外でも役割を発揮しています。
ホームページを見た人に一言
時短制度でいろいろな勤務体制で働いている子育て中のママさん看護師もおり、とても雰囲気がよく先輩後輩関係なく相談でき、チームワークは抜群でアットホームな病棟です。