今月のドクター

 姫路赤十字病院歯科口腔外科部長の藤原成祥と申します。

2013年より姫路赤十字病院に勤務して、今年で10年となります。歯科口腔外科は1990年に歯科から標榜変更し、口腔外科診療を開始しました。当初は歯科医師1名でしたが、30年の経過を経て今日では常勤5名、歯科研修医3名で診療にあたっております。当初は1年間に1500名程度だった初診患者数は最近では6000名程度まで増加しております。病院の歯科口腔外科の仕事は顎口腔領域のあらゆる病気の診察や診断治療となりますが、主に地域医療機関からの紹介状を持参された患者様に対応しています。親知らずの手術に代表される口腔内の小手術から、顔面外傷、口腔癌の手術など、対応する疾患は多岐にわたります。私は30年のキャリアのほぼすべてを病院歯科口腔外科での臨床に捧げて参りました。残りあと少しとなりましたが、少しでもこの地域の医療に貢献できればと考えています。
   口は災いの元と言う言葉があります。不用意な発言が思いがけない災難を招くということわざであり、誰しも良く知る言葉だと思います。一方で、現在急速に高齢化が進む我が国では、口腔ケア、口腔の機能管理の重要性が高まっております。適切な口腔ケア、機能管理にて肺炎を予防できることが知られており、その重要性がますます高まっています。また、生涯自分の歯で咀嚼して食べることで、心身の弱りを防ぎ、健康寿命の延伸に有効であることがわかってきました。口は災いの元ですが、口は健康の元とも言えると思います。少しでも皆様のお力になれれば幸いです。

歯科口腔外科 部長 藤原 成祥

PAGE TOP