災害救護・国際活動

平成28年度 姫路市総合防災訓練/姫路市国民保護訓練

「防災の日」にあわせ9月1日(木)に姫路市広畑公共埠頭にて開催された「姫路市総合防災訓練/姫路市国民保護訓練」へ姫路赤十字病院の救護班が参加しました。この訓練は、国・兵庫県・姫路市の防災関係機関や医療機関・地区連合自主防災会などが参加するもので、近隣の災害拠点病院等との医療協力体制を確認する充実した訓練となりました。

平成28年度 姫路駅周辺・都市型災害対応訓練

11月11日(金)にJR姫路駅北口で開催された「姫路駅周辺・都市型災害対応訓練」へ姫路赤十字病院救護班が参加しました。この訓練は、観光客をはじめ多くの人が訪れる姫路駅周辺が大規模な災害に遭った場合を想定したもので、救急や医療関連機関と連携して救急医療・搬送の一連動作を確認しました。

平成28年度兵庫県石油コンビナート等総合防災訓練

11月22日(火)に関西電力赤穂火力発電所で開催された「兵庫県石油コンビナート等総合防災訓練」へ姫路赤十字病院救護班が参加しました。この訓練は、石油コンビナートでの災害を想定して兵庫県下の工業地帯で開催されるもので、今回の訓練では、地元の防災・医療機関等との連携、発電所内という特殊な環境での救護態勢設営の確認を行いました。

平成28年度近畿地方DMATブロック訓練 兼 災害拠点病院研修

12月17日(土)に、大規模災害(地震)時の医療活動・広域搬送を想定した「近畿地方DMATブロック訓練」開催にあわせ、姫路赤十字病院では、被災時における傷病者対応と他医療機関からの「DMAT」班や災害救護班受け入れを想定した実働訓練(災害拠点病院研修)を開催しました。

姫路赤十字病院での訓練には、姫路赤十字病院職員・兵庫県内の赤十字病院救護班・災害拠点病院「DMAT」班・姫路市消防局の他、傷病者役等としてご協力いただいた下手野自治会や姫路赤十字看護専門学校の方々を含め約300人が参加。

今回の訓練では人員配置や通信状態などの問題点が検証会で指摘されており、これらの反省点を踏まえ、引き続き災害拠点病院としての役割を果たすべく研修・訓練を重ねてまいります。

※DMATとはDisaster Medical Assistance Team(災害派遣医療チーム)の略で、医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。

DMAT事務局ウェブサイト

◆2017年1月23日24日 救護員としての看護師フォローアップ研修

研修目的:赤十字救護員の役割を理解し、災害の状況に応じた看護活動が実践できる看護師を育成する。

24名

  • 救護訓練はすることが多くても、座学やグループワークで研修することが久しぶりだったので新鮮な気持ちで学べました。新たな知識も増え、改めて平時の備えや訓練が必要であることが理解できました。
  • 災害拠点病院として、又、自分達が被災地になったときの備えを早急に考えていかないと行けない危機感を感じました。
  • 救護員としての役割や災害時の対応の方法について詳しく復習することが出来て良かったです。救護班で実際活動された方の話しを聞き、学びにつながりました。病棟での勤務や今後派遣された場合に生かしていきたいと思います。
  • 日赤職員として災害派遣は義務であり法律で定められていることは知っていましたが、実際どのような基準で救護員に登録されたり、どんな知識が必要であるのか不明なことが多かったです。今回の研修で、基礎の部分から再認識できたことだけでなく、放射線対策、整体方法、過去の災害時の実際を知ることができました。南海トラフによる地震をはじめとし、今後起こる可能性のある災害時の備えとして病院主導でなく、各自も準備しておく必要性があると感じました。
  • 講義やグループワークを通して知識の確認や、新たな知識を得ることができました。救護班要員に登録されている時はそれなりの自覚を持って行動していましたが、登録されていないと救護員としての自覚が薄れていたように思います。今回、研修を受けることにより赤十字救護員としての自覚、使命を改めて実感しました。「災害時看護の対象は、災害による特徴はあるものの、普段の看護の対象と変わりはない。」と講義でもあったように、その人がその人らしく生活できるように何ができるかを、対象に寄り添って考えることが大切だと学ぶことができました。
  • 整体について知らなかったので、研修で講義を聴き、その場で対応された方の思いを知ることができ、心に残りました。
  • 実際に現地に行って経験しないと分からないこともたくさんありますが、知識として今回学べたことがたくさんあったのでいい研修であったと思います。ありがとうございました。
  • 赤十字看護師として改めて災害時の自分たちのおかれている使命を感じました。そのためにも日頃からの心構えと準備が必要であると実感できたので、できることから実践していこうと思いました。
【事後課題】

・今後の災害救護訓練、災害救護活動に積極的に参加する

◆2017年2月6・13日 救護員としての看護師研修

研修目的:日本赤十字社の看護師(保健師及び助産師を含む。)として採用された者に対して、「救護員としての赤十字看護師」として、登録・任命されるために必要な知識、技術、態度を習得させる。

28名

  • 災害の内容や季節、時間帯、被災者の年齢などさまざまな視点から必要な救護・物資、求められることを推測したり、情報共有していくことの重要性を学ぶことができました。
  • 研修内容はとてもリアルな内容が多かったため、災害救護に対するイメージが以前より明確になりました。自身がうまく活動できるか不安は多いですが、救護員として活動できるように努力したいと思います。
  • 救護員の活動内容や他の災害チームとの役割の違いなどが理解できました。限られた時間で、限られた情報の中での判断が求められるということも演習を通して理解できました。
  • 自分自身の災害に対しての備えを見直さないといけないと思いました。また、日本赤十字社の職員としての自覚を改めて持ち直すことができました。災害時についてももっと学習しようと思いました。
  • 「CSCATTT」に基づいた考え方をグループワークでアドバイスを受けながら実施できてイメージしやすかったです。
  • 実際の災害の状況や体験談をきくことで詳細にイメージすることができました。机上トレーニングではチームワーク・自分も意見をもって参加することの大切さを学びました。すぐに行動に移すことも大切だと学びました。
  • 赤十字看護師として災害救護に関わる責任・重要性を学ぶことができました。自分自身が“病院支援”という立場での研修だったので、イメージがつきやすかったです。今後は救護班の活動にますます興味を持って見ていきたいです。また、研修で学んだ知識を元に「自分が派遣されたら」という意識で考えるように心がけたいと思います。
【事後課題】

・こころのケア研修、救急法を受講し救護員登録を申請する

・災害救護演習の一環として災害救護訓練に参加する