内科

膠原病

関節リウマチ患者さんへ

 関節リウマチ(RA)は日本に60-80 万人と膠原病のなかで最も患者数が多く、人口53万人の姫路市には3000-4000人、年間に約150人が新規に発症しています。他の膠原病と比べて、RA治療は専門医でも追いつくのが大変なくらいのスピードで進歩しています。基本的な病態は膠原病で共通しており、前項(膠原病患者さんへ)をご参照ください。RA治療においてステロイド薬は必須ではなく、中心となる抗リウマチ薬について説明します。


 抗リウマチ薬は疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying antirheumatic drugs: DMARD)とも呼ばれ、いわゆる抗炎症薬(NSAID、ステロイド薬)とは異なり、関節破壊防止、ADL・QOL改善、生命予後改善を目標とする薬です。現在、抗リウマチ薬は従来型抗リウマチ薬(csDMARD)、生物学的製剤(bDMARD)、分子標的型抗リウマチ薬(tsDMARD)に細分類されています。その中で、第一選択薬(いわゆる標準治療薬)はメトトレキサート(MTX)とされています。しかし、MTXにも副作用があり、リスクの方が高いと判断されれば、第二選択薬以降にまわして、別の抗リウマチ薬から開始します。MTXは単剤で有用性の高い第一選択薬ですが、十分量(8-12mg/週)を使用しても効果が不十分であれば、状況に応じて、他の抗リウマチ薬(内服または注射)との併用で寛解を目指せるか検討します。MTX診療ガイドライン2016年改訂版 をPDFで添付しますので、ご参照ください。


 治療方針が決定し、初期治療にて病状が安定すれば、使用している薬剤や合併症に応じて、かかりつけ医、あるいは、連携専門医に逆紹介していますので、ご協力よろしくお願いします。



関節リウマチ治療におけるメトトレキサート(MTX)診療ガイドライン2016年改訂版