Japanese Red Cross Coeirty
来訪者の方のアメニティ充実と診療機能の強化を目的に、令和2年5月より病院敷地内北西側に新棟の建築工事を進めておりました。令和3年3月末に完成し、6月1日より放射線科(1 階)と多目的・交流センター(3階)をオープンいたしました。テナント(2階)は7月1日よりオープンしております。
ドイツ・シーメンス社製 Biograph Vision 最新型半導体検出器搭載 PET-CT装置を導入いたします。
◆PET-CT検査とは
少量の放射線を放出するブドウ糖類似薬剤(F-FDG)を投与し、薬が「がん」に集まる様子を撮影するPET検査と、臓器の形状を撮影できるCT検査を組合せ、1回の検査で両画像を重ねて表示することができます。安全でより精度の高い検査・診断ができるようになります。
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◆PET-CT検査でわかる主な診断
・全身の病巣診断(がん、炎症)
・治療効果の判定、再発診断
・腫瘍の大きさ、場所の特定、転移状況、良・悪性の区別
2021年よりPET・コミュニティ棟増設に伴い、兵庫県1号機であるPhilips社製の次世代3TMRI装置が新規に導入しました。これにより、当院は3TMRI装置3台体制でのMRI画像診断となります。今回導入されるPhilips Ingenia Elitionは新開発されたグラジエントシステムを搭載し、さらなる高画質化を実現します。またCompressed SENSEという超高速撮像アルゴリズムを併用することで画質を落とすことなく、撮影時間の大幅な短縮が可能となりました。
従来装置で呼吸同期撮影が困難だった方の検査でもVital eyeという赤外線呼吸監視カメラにて呼吸の動きを感知し、さらにAIを用いて呼吸解析することで、特に意識することなく自然な呼吸で診断価値の高い画像の作成が可能となりました。
閉所が苦手な方の検査に際してはSensa Viewシステムを活用することにより、検査中に大型液晶モニターを通して映像や音楽が鑑賞できるようになり、閉所撮像での心的負担が大きく軽減されます。今回の新機種導入により、より多くの方に高画質で快適性の高いMRI検査が期待できます。
3階に開設された多目的・交流センターは、患者・住民が気軽に相談ができ、情報収集できる場所として設置されました。利用者のニーズに応えられるような場を提供できることを目指しています。患者・住民・職員が交流を深められる場所として、気軽にご利用いただけると幸いです。
◆多目的ホール
90人収容でき、患者会をはじめとして、地域住民や院外の医療者向けの研修にも利用する予定です。
◆相談支援センター
がんに限らず、あらゆる相談に応じています。個室の相談室も2室増設され、プライバシーも守れる環境です。
◆図書・情報センター
ネット環境も整え、インターネットによる情報収集も行えるようになりました。