Japanese Red Cross Coeirty
平成29年1月から工事を行っておりました新治療棟が、平成30年2月19日より稼働しております。患者さんが長期間待たれることなく治療を開始できるよう、以下のとおり手術室や各種検査室を拡充し、より一層、質の高い医療を安全に提供するよう努めてまいります。
既存の1階放射線検査エリアが拡充されます。アンギオ(血管撮影)装置の最新機種を世界で初めて導入しました。血管造影検査室が2室増設され、頻脈性不整脈に対するアブレーション治療※も行えるようになりました。
※アブレーション治療:太い血管からカテーテルを入れ、心臓内部で頻脈性不整脈の原因になっている部分を高周波通電で焼き切る治療です。
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現在の2階内視鏡検査室を移設いたします。エリア面積は370㎡から560㎡になり、検査室を4室から6室に増設しております。患者さんの待合室、鎮静後のリカバリーベッド、大腸内視鏡の前処置用のスペースも余裕を持って設計されています。内視鏡センターとして、がんの診断・治療強化に努めてまいります。
手術室が10室から13室に拡充されます。増設したうちの1室はハイブリッド手術室※となり、最先端の心臓カテーテル治療を行うことが可能です。
※ハイブリッド手術室:手術台と心・血管X線撮影装置(心臓・動脈カテーテル装置)を組み合わせた手術室で、X線撮影で作成した高画質な3次元画像を基に、大動脈瘤治療やステントグラフトなどの手術を実施します。
本館のNICUが治療棟に移設となり、エリア面積は約260㎡から600㎡と大幅に拡張され3室の個室スペースも確保しています。 アメニティに配慮し、廊下などの壁面には各地の公共施設・病院等で自然をテーマにした作品を手掛けているアーティスト 長谷川 仁さんの可愛らしい絵が描かれており、優しく明るい雰囲気となっています。