院長徒然日記

院長徒然日記

No.210 自粛

 『自粛』 コロナ禍が始まってから毎日毎日耳にしている言葉です。1日でも早く収束することを願って国民は行動しているのですが、なかなかその日は訪れません。一年以上に及ぶ自粛生活ですので、ストレスも蓄積しており、そろそろ終わりにして欲しいのが本音です。

 わたしも出張なし、会議はWEB会議のみ、例年の大学訪問なし、休日は自宅にこもる日々が続いており、外の人たちと直接会って、話がしたいとの想いに駆られています。 このような中今年のゴールデンウィークは緊急事態宣言が発出されましたので、職員は医療従事者としての自粛行動を続けています。職員の誰もが自粛から解放されたいと願っていることは良く分かっているつもりです。だからこそ多くの職員を預かる身ですので、わたし自身もかつてのように自由にストレスを発散するわけにはなりません。ひたすら自宅で自粛生活の毎日でした。家から出るといえば、病院へ行ってコロナ対応してくれている職員を労うことだけでした。

 テレビといえば、ニュース番組、政治的な討論会などを普段観ています。また時代劇とかは観ますが娯楽番組は殆ど観ません。今回あまりにも時間がありますので、テレビ番組表を見ていたところ、BS放送で興味を引かれる番組がたくさん放映されていることに気がつきました。特に古代エジプト、古代中国、そして日本の古代国家成立に関する番組が軒並みに放映されていました。
番組は1~2時間に編集されており、10年ぐらい前に製作されたものですが、丁寧に作られており何回も再放送されています。頭の隅のどこかに職員に同じ働くなら楽しい組織にしたいと考えておりますので、その目で番組を観てしまいます。古代の指導者は何を思って国を興したか、国が発展するにはどのように対応すべきか、そのためにはどのように国民の協力を得たか、どのようなシステムを構築したか等々興味をそそられる内容が多くありました。社会が現代ほど複雑でない古代(私見)は、最近の病院経営に関する教本とはまた異なった面から知識を得ることが出来ました。自粛の中、新しい発見です。

2021年 5月 6日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三