院長徒然日記

院長徒然日記

No.209 ひと時の休息

 新年度が始まり、多くの会社では新たなプロジェクトが立ち上がっているものと思います。わたしたちの病院でも同様であり、例年5月に職員へ知らせています。院長としてはプロジェクトが順調に進み、組織に変化が生じて良い方向になることを願っています。

 本社内での会議に出席する必要があり、今久しぶりに東京に来ています。会議まで時間がありましたので、いつもの様に増上寺に一休みのつもりで立ち寄りますと法要が行われており、読経の声につつまれて色々と想いに耽ることが出来ました。
プロジェクトは正しいのか? 軌道に乗るにはどうすれば良いか? 等々想いが次から次へと浮かび上がってきます。
病院が変化する必要性についてほとんどの職員は頭では理解しているはず・・・、職員は自分には病院組織を変えることなんてできないと考えているかも?・・・、どんな小さな力でも変えることはできることも事実である・・・、理解してもらうには対話が重要・・・、些細な変化でも必ず抵抗が生まれる。その抵抗は、なんらかの思い込みから生まれ、それは無意識にその人の「当たり前」になっている。思い込みは「やっても意味がない、 結局失敗する、自分たちが不利益を被る、変わるべきは自分以外の他の人、他にもっといい方法がある、等々」・・・、理解してもらうにはやはり対話が重要、但し自分が“変化を生み出す”という意図を持って対話に臨めば変化に対する新たな解釈と行動が現れる。禅問答の様な時間が流れました。

『プロジェクトは是非とも必要であるといった信念を持ち、“変化を生み出す”という意図を持って対話する』結論に至ったところで読経も終わり、静けさが戻りました。

2021年 4月 14日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三