院長徒然日記

院長徒然日記

No.220 自粛、自粛そして自粛

 今東京本社出張からの帰路で、新幹線車中にあり、この日記を書いています。
 新型コロナウィルス感染症が日本に上陸し、もう少しで2年が来ようとしています。この間日本社会には様々な現象が起こりました。最近では新たな感染者発生は極めて少なくなり、このまま収束してほしいと願うばかりです。しかし先行きは極めて疑わしいと言わざるを得ないのが現状です。 人流はある程度戻っているとの報道ですが、品川駅に降り立つとコロナ禍以前と変わりなく、感覚的にはそれ以上大勢の人が行き来しています。山手線の車中も同様でした。世の中的には通常状態に戻っているようです。

 ここからは医療従事者の一人であるわたしの“つぶやき”です。本社での会議が終わり、参加した少人数の院長先生方と、事務室に集まり、弁当を囲みささやかな夕食会を開き、会話をするだけです。久しぶりに会う先生もおられ近況も知りたいところですがそれもままなりません。事務室でほんの短いときを過ごし、ホテルに帰り休むだけです。この状態が2年近くも続いています。 以前ですと皆で居酒屋に集まり、お酒を酌み交わしながら、情報を得ると同時に普段のストレスを発散するのが常でした。それが今では遠い過去の出来事のようです。  同じような状態で医療従事者は生活しています。医療に携わっていますので、自ら感染してはなりませんし、ましてや他人に感染させてはならないと言ったいわゆる使命感があり、自粛行動をしています。これが同じ国民でありながらこれが良いか悪いかは論じません。
 多くの医療従事者はこのように自粛しており、ストレスが蓄積しています。このストレスを発散するためいろいろなことを行なっているものと思います。わたしの発散方法の一部を紹介します。 コロナ禍が始まり、わたしの日常生活は全く変わりました。健康維持のため時間を見つけてはスポーツジムに通っていましたが、今は全くZERO状態です。ゴルフもZERO、仲間と行く居酒屋もZERO、家族と行くうどん屋さん・焼肉屋さんもZERO、何もかもZERO状態です。家と病院を行き来するだけです。正に自粛、自粛そして自粛です。
 結果的に休日は家庭で過ごす事がほとんどです。そこで見出したストレス発散法はテレビ鑑賞です。昔からテレビを観ることは好きでしたが、最近のテレビは沢山のチャンネルがあり、しかも同じジャンルの放送を一日中放映しているのです。チャンネルを変えながらわたしは「水戸黄門」「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」シリーズにはまり込んでしまいました。これらは昭和時代から観ていたものばかりです。結末が最初からわかっており、観ていて何もストレスはありません。楽しいことばかりで、ストレス発散にはもってこいです。
 多くの方は独自の発散方法を持たれていると思います。色々試してみて自分なりの方法を探すのも一つの楽しみではないでしょうか。                    

2021年 11月 22日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三