院長徒然日記

院長徒然日記

No.222 令和4年が明けました
八丈岩山から見た姫路城
八丈岩山から見た姫路城
 新しい年が明けました。
 今年も新型コロナウィルスで始まりました。新たな変異株も出現し今後の見通しが不安です。正月は人と少し距離を保つために、今回も大勢集まる初詣は断念しました。
正月三ヶ日は寒さこそ厳しかったものの、晴天が続きましたので、自宅近くの小高い八丈岩山に登り、そこから姫路城や書写山を遠くに眺めながらお詣りしたつもりにしようと思い立ちました。 八丈岩山は住宅地が迫る山で、実質的には120mほど登るだけで頂上に達するごく普通の里山です。八丈岩山という山名から、険しい岩山と誤解する人もいるかもしれないが、ごく普通の小山で、麓に住む人達の少しきつめの散歩コースとなっている山です。ただし荒々しい岩が表面に出ているところもたくさんあります。頂上には小さな祠があり、由緒あると聞き及んでいますが、詳細は判りません。

 30年ほど前には、この山へわたしも散歩がてら度々登っていましたが、その後はなんとなく遠ざかっていました。コロナ禍になり、散歩のつもりで久しぶりに山に登ることにしました。登り道は幾通りもあるのですが、昔よく使っていた道を登りました。道は昔のままの姿で、人が通ることによりできたと言っていいほど整備はされておりません。少し変わったところは急な上り坂にはロープが張ってあり登りやすくしてあることぐらいでした。雑草とした自然林に囲まれた中は爽やかな気持ちにさせてくれました。頂上には40分ほどで到着しました。 頂上の祠に拝礼し、その後しばらく休憩をしました。西北の方向には書写山を見ることができ、東南には姫路の繁華街を背景に姫路城も眺めることができました。書写山、姫路城を見ながらお詣りした気持ちになりました。北東の方向には広峰山、南西の方向には播磨灘もよく見えました。

 しばらく姫路市内を眺望しながら病院運営について想いに耽りました。コロナについてはどのように展開するかは予想だにできません。適切に対応し、やるべきことを行うしかありません。『あとは良い結果に収まることを願うのみで、心配しても仕方ありません。あとは成り行きに任せる!』の境地となる(現実は難しいかも)。今後の医療のあり方を職員みなで共有し、仲間として楽しく、協力し合って、市民に医療が提供できる職場になって欲しいな。
 しばらくして山を降りました。1時間半ほどの散歩で、正月にもかかわらず、お年寄り、お子様も含めて十人の人と会い、挨拶を交わしました。良いひと時を過ごしました。 30年ほどの間八丈岩山は変わることなく昔のままでした。しかしながらわたしは以前息切れすることもなく、山道で足を滑らすこともありませんでした。坂道の傾斜が急になったのだと錯覚するほどでした。当然ですが山道が険しくなったのではなく、わたしの体力が低下したのです。実感させられました。

2022年 1月 4日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三